温泉ベースに周遊観光 東北観光推進機構、天童など8地域選定

2021/10/23 12:21
新プロジェクトのロゴマーク

 東北6県と新潟県の官民連携組織・東北観光推進機構(仙台市)は、東北の新しい旅行スタイル創出プロジェクト「Base!(ベース)TOHOKU さあ、豊かさの最前線へ」をスタートさせた。2泊以上の温泉地滞在と観光コンテンツを組み合わせたプランを提案する内容で、新型コロナウイルス後を見据え観光業界の復興を目指す。

 2019年の統計によると、東北への旅行者1人当たりの宿泊数は1.58(全国1.70)にとどまる。人口減少に加え、コロナがもたらした生活スタイルの変化や旅行回数の減少傾向の中、旅先で仕事をするワーケーションのニーズも取り込もうとロングステイ(長期滞在)を促す。湯治文化が根付き、観光資源が豊富な東北にふさわしいアプローチだという。

 温泉宿泊施設を拠点(ベース)に、地域の観光スポットや体験メニューを楽しんでもらう。手始めに本県の天童温泉のほか、青森の浅虫、岩手のつなぎ、宮城の秋保・作並、新潟の岩室など7県の8温泉エリアを設定。来年度以降も順次追加していく。

 天童温泉を例にとると、グルメと温泉が集まる村山エリアの拠点として、銀山や山寺を巡ったり、果物狩りや舟下りを楽しんだりするほか、温泉街にある屋台村の飲み歩きも含めた楽しみ方を提案する。

 既に、リクルートは「じゃらんネット」で「Base!TOHOKU」の連泊プランの販売を開始。他の旅行会社も11月以降に始める予定という。体験やスポット巡りは、旅行前(旅マエ)のセット予約だけでなく、滞在中(旅ナカ)でも申し込めるよう宿泊施設に専用デスクを置く。

 同機構は「プロジェクトを通じて、観光による地域経済の復興に貢献したい」としている。

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