先発躍動、山形中央8強 秋季東北地区高校野球・第2日

2021/10/22 10:53
〈山形中央―東北〉安定した投球で東北打線を打ち取った山中央の先発瀬野瞬介=石巻市民球場 第2日

 第74回秋季東北地区高校野球大会は第2日の21日、宮城県の石巻市民球場と仙台市民球場で2回戦6試合を行い、県勢は第3代表の山形中央が7―2で東北(宮城第2)を下して8強入りを決めた。第2代表の鶴岡東は2―3で青森山田(青森第1)にサヨナラ負けした。

 山中央は二回に9番秋場輝空斗の左前適時打で先制。五回には集中打と犠打などで4点を奪うと、六回と九回にも1点ずつ追加した。先発瀬野瞬介と2番手武田陸玖の継投で相手の反撃をしのいだ。鶴東は五回にバッテリーエラーで失点したが、七回二死満塁の好機で4番前田夢翔の適時内野安打と敵失で逆転。最終回に押し出し死球と右犠飛で2点を奪われた。

 第3日の23日は準々決勝4試合を行い、山中央は仙台市民球場第2試合で青森山田と対戦する。

制球に安定感、凡打の山

 細身の背番号10がマウンドで躍動した。山形中央の左腕瀬野瞬介だ。抜群のコントロールで要所を締めて7回2失点。ナチュラルに変化するストレートを内外に投げ分け、強打の東北打線を手玉に取った。チームに勢いを呼び込む快投に「自分の持ち味が発揮できた」と胸を張った。

 直球の最速は130キロに満たない。それでも打者の手元で絶妙に動く「くせ球」が最大の武器だ。右打者に対してインコースを突けば、しなるような左腕から放たれたボールはスライドしてより内角をえぐった。外角はシュートして外に逃げた。芯を外してばかりで、対応できていない相手打線から面白いように凡打の山を築き「打たせて取る自分のスタイルが通用した」と手応えもつかんだ様子だ。

 自責点、四死球ともに0。制球の安定感が際立ち「相手もタイミングを合わせづらかったはず」と多田貞春監督。追い込んでからのチェンジアップも効果的に決まり、女房役で主将の秋場輝空斗は「ストライク先行でテンポよく投げ込んでくれたことで、攻撃にリズムをつなぐことができた」と活躍をたたえた。

 それでも本人は「(中盤以降は)先頭打者の出塁を許してしまい野手に迷惑をかけてしまった」と反省も忘れない。飛躍を期す2年生は「マウンドでは粘り強く投げ抜きたい」と高みを見据えて意気込んだ。

高校野球

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