県内小選挙区7候補の人となり・1区 衆院選

2021/10/22 08:19

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 衆院選は、県内3小選挙区に立候補した7人が論戦を繰り広げている。選挙区を巡り、政策や主張を有権者に届けている各候補者の横顔を、県1~3区ごと3日間に分けて紹介する。(上から届け出順)

■原田和広候補(立新・48歳) 子どもとの時間安らぎ

 国政に挑むのは前々回の2014年以来、2度目となる。7年間、地に足をつけた活動を続け、地域に暮らす人々の声に耳を傾けてきた。「有権者と積極的に対話し、真摯(しんし)に政策を訴えたい」。利益のみを追求し、貧富の差が拡大する今の社会構造からの転換を訴え、県議の職を辞して不退転の覚悟で臨む。

 政治家を志し、山形東高を卒業後、慶応大を経て渡英。ケンブリッジ大大学院などで政治を学びながら、多様な文化や価値観に触れた。1度目の国政挑戦前に、鹿野道彦元農相が主宰する人材育成塾「愛山塾」に入塾し、政治のイロハを教わった。「鹿野先生から『政治家としての魂を君に託す』と言われたことは何よりの誇り」と敬意を込める。19年に県議に初当選し、県政与党の一員として吉村美栄子知事を支えた。

 政治信条は「社会正義と公正」。福祉分野に精通し、日本初の保育園・病児保育施設を併設したシングルマザー限定シェアハウスを開設するなど、常に社会的弱者に寄り添ってきた。

 見識の広さから県議時代の同僚に「博士」「学者」と呼ばれ、親しまれている。本人は納得がいかない様子。小学生の頃からバレーボールに打ち込んだ経験を引き合いに「インテリだと思われているけど、頭の中まで筋肉です」とくだけて、周囲の笑いを誘う。

 自宅に戻れば2児の父。「子どもと一緒に風呂に入ったり、遊んだりするのが何より心が安らぐ瞬間」と目を細める。「今は家庭のことがなかなかできず、支えてもらっている」と妻への感謝を忘れない。

■遠藤利明候補(自前・71歳) 同じ目線の高さ大切に

 岸田政権下で自民党四役の一つ、選対委員長に就いた。選挙に勝ち、安定した政権を築くことが党最大の課題に挙げられており、その統括を担う。「都市と地方との格差をなくし、絆社会をつくりたい」。勝利の先に見据える強い思いが、9選を狙う原動力だ。

 この4年間を振り返り、最も印象深い出来事に今年の東京五輪・パラリンピックを挙げた。五輪相、東京五輪・パラ組織委員会副会長として誘致・開催に携わってきただけに「感慨深いものがあった」と振り返る。特に共生社会を再考する契機となったパラは「障害を抱えながら必死に戦う姿が感動を与え、努力する大切さを教えてくれた。レガシー(遺産)を次世代に伝えていく」と熱く語る。

 上山市の農家に生まれ育ち、農業には人一倍思い入れが強い。今年の果樹の凍霜被害、米価下落に心を痛めた。コロナ対策が最優先課題だが、気候変動に合わせた農業対策、鳥獣被害対応に力を入れるとし「農業の安定化を図るため、なんとかする」。

 政治信条は「同じ目線の高さで」。幼稚園を訪れた際、園児の目線で話し掛ける教諭の姿に思いを新たにした。「目線を同じくすると、同じ感覚で物事を考えられる。政治家に不可欠な姿勢だ」と力を込める。

 安らぎを感じるのは、40年連れ添った妻真理子さんとの何気ない会話。息抜きは映画観賞で「007」シリーズや「ミッション・インポッシブル」などアクション系を好む。あとは「ワインを軽く一杯。軽くの程度は、想像にお任せ」と表情を緩めた。

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