県内新規就農者が最多更新 357人、6年連続東北トップ

2021/10/21 08:05

 県は20日、今年5月末までの1年間の県内新規就農者が357人となり、1985(昭和60)年の調査開始以降の最多を更新したと発表した。前回調査(353人)を4人上回り、6年連続で東北1位となった。女性就農者数が過去最高の94人となったほか、全体の約6割が農業法人などで働く雇用就農だった。

 東北各県の新規就農者数は岩手312人、青森303人、秋田252人、福島233人、宮城174人。

 就農者の内訳は非農家からの参入が210人(前年比60人増)、農家出身で他分野の仕事を経て農業を始めたUターンが115人(同36人減)、学校卒業後に就農した学卒者が32人(同20人減)。就農形態別でみると、雇用就農214人(同53人増)、自営就農143人(同49人減)となっている。

 雇用を進めた農業法人数は前年から17法人増えて123法人となり、雇用就農した非農家出身の新規参入者は184人(同66人増)と大幅に増えた。自営のうち、新規参入者は46人(同7人減)、農家出身者は97人(同42人減)だった。

 一方、女性就農者は2016年の91人をピークに減少が続いていた。20年には56人まで減ったが、今年は94人に急増した。県は農業法人の増加を背景に、トイレの整備など女性の雇用環境が整ったことが要因に挙げられるとしている。

 世代別では20代以下108人、30代119人、40代71人、50代33人、60代26人だった。県外からは49人で前年から5人増えた。

 16~20年の新規就農者計1654人のうち、離農者は241人で、離農率は約15%にとどまっている。県などは今後も就農段階に応じたサポートを展開するほか、法人化の推進や農業経営力向上に向けた支援強化を図る。

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