秋季東北高校野球、きょう開幕

2021/10/20 08:24

 第74回秋季東北地区高校野球大会は20日、宮城県の石巻市民球場と仙台市民球場で開幕する。本県代表の酒田南、鶴岡東、山形中央はいずれも2回戦から登場。来春の選抜大会出場校は今大会の成績を基に選考され、各県代表18校が東北の頂点と「センバツ」出場を懸けてしのぎを削る。

酒田南・高い完成度、先手必勝

 第1代表の酒南は20日に八戸工大一(青森第2)と対戦する。酒南は春から主力を担う選手が多く完成度は高い。チーム打率は3割5分2厘。打率5割超の4番中圭佑ら1年生が存在感を示し、競り合いをものにする勝負強さで県大会を制した。15回1/3で奪三振19、自責点0のエース田村朋輝を筆頭に投手陣の安定感も際立つ。八工大一は力で押すエース広野風雅と打撃好調の葛西凜が投打の柱。酒南は先手を取って波に乗りたいところだ。

 西田彪牙主将 県大会を通じてチームの成長を感じ、自信にもつながった。一方でミスもあり、東北大会は完成度の高いプレーで勝ち抜く。目の前の一戦に集中して臨むことで目標の選抜大会出場が見えてくるはずだ。

鶴岡東・抜かりなし、後半勝負

 第2代表の鶴東は21日に青森山田(青森第1)とぶつかる。鶴東のチーム打率は3割5分だが、相手の隙を突くそつのない野球は健在。県大会は犠打15と手堅さが光り、5打点の武田虎白と土屋奏人らの好機に畳み掛ける集中力がさえた。タイプの異なる投手陣は左腕矢部充稀らに一定のめどが立った。山田はエースの左腕堀内友輔がチームをけん引。粘り強い守りが持ち味で接戦に強い。鶴東は後半勝負で主導権を握りたい。

 佐藤叶人主将 チームの一番の強みは上位から下位までつながる打線だ。各選手とも打席ではコンパクトなスイングを心がけ、強い打球を飛ばしていく。鶴東らしい攻撃の爆発力を見せて、選抜大会に出場する。

山形中央・打線の爆発力に期待

 第3代表の山中央も21日に東北(宮城第2)と戦う。爆発力があり、チーム打率は3割8分7厘。打率6割超の2番武田陸玖は勝負強く、4番木村祐葵も4割5分と当たっている。打線に切れ目がなく勢いづけば面白い。左腕瀬野瞬介ら計算できる投手もそろう。東北は長打力のある4番伊藤千浩ら好打者がそろい、総合力は高い。エース小倉勝貴を軸とする相手投手陣の継投に、山中央打線が対応できるかが勝負の鍵を握る。

 秋場輝空斗主将 最後まで諦めず、泥臭く元気よくプレーする。県大会では気持ちの切り替えが課題となった。東北大会ではどんな局面でもチーム全体で強気のプレーで臨み、一戦必勝で勝ち進んでいきたい。

 大会は新型コロナウイルスの影響を考慮し、青森県内から会場を移した上で日程を2週間程度遅らせた。青森県以外の代表校は県大会から間隔が空いており、初戦でどこまで実戦感覚を取り戻せるかもポイントになりそうだ。

 両球場とも3千人を上限に一般観客を入れて開催。順調に試合が進めば、決勝は26日に石巻市民球場で行われる。

高校野球

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