とれいゆつばさ、来年3月で運行終了 車両本体の老朽化が要因

2021/10/19 20:39
リゾート列車として親しまれた「とれいゆ つばさ」が来年3月で引退する

 JR東日本仙台支社は19日、列車内で足湯を楽しめる新幹線「とれいゆ つばさ」の運転を来年3月で終了すると発表した。車両本体の老朽化が要因という。全国で初めて足湯や湯上がりラウンジを設けたリゾート列車が、惜しまれながら引退する。

 とれいゆつばさは2014年の山形デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせ、「乗ること自体が目的となる列車」をコンセプトにデビューした。6両編成で定員は143人。普通指定席1両とお座敷指定席3両に加え、足湯を設置した車両、バーカウンターを設けた湯上がりラウンジ車両を1両ずつ備える。現在は土日祝日を中心に、福島-新庄間を1日1往復している。

 とれいゆつばさは、02年10月から秋田新幹線「こまち」として走っていた車両を改造して導入された。車体は運行を始めてから約20年が経過して老朽化が進み、安定した定期運行ができなくなることを懸念し、運行終了を決めたという。これまでの約7年の運行で、延べ6万5千人が利用した。

 とれいゆつばさが運行を終えるまで乗車を楽しんでもらえるよう、JR東日本は限定グッズの販売やイベントを計画している。旅行商品としては、とれいゆつばさのほか、米坂線や羽越本線を走る列車にも乗って本県を旅する商品を発売している。

 JR東日本仙台支社は「これまでのご愛顧に感謝している。運行終了までさまざまな企画を実施するので、この機会にぜひ乗車してほしい」と話している。

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