2人の新星、全国へのトライ 女子7人制ラグビー、U18東北選抜

2021/10/19 11:33
女子7人制ラグビーの全国大会に東北選抜のメンバーとして出場する名和楓選手(左)と小林海選手=東根市中央運動公園

 女子7人制ラグビーの全国U18大会(23、24日・埼玉県熊谷市)の東北選抜メンバーに本県から2人の高校生が選ばれた。山形工業高2年の名和楓(16)=東根市野川=と山形中央高1年の小林海(うみ)(16)=上山市高野=の両選手。本県の女子チーム「つや姫セブンズ」で活動する2人は「高いレベルのプレーに触れて自分のスキルを高めるきっかけにしたい」と初めて臨む全国舞台で飛躍を期す。

 名和選手は小学4年時にタグラグビーと出合ってラグビーにはまり、小林選手は家族の影響で幼少期からプレー。2人は「全員でトライを決めた時の一体感が気持ちいい」と魅力を語り、所属チームで攻撃の起点となるSH(スクラムハーフ)とSO(スタンドオフ)を担う。指導する県ラグビー協会女子委員長の植松和也さん(42)は「ともに技術はまだ荒削りだが、楓はコミュニケーション能力が高く、海はタックルがいい」と評価する。

 大会には高校ラグビー部やクラブチームを問わず、各ブロック代表の計12チームが参戦。東北は競技人口が少ないこともあり、選抜チームを編成して臨む。メンバー12人は今夏の東北総体の試合を基に関係者が選考。本県代表選手としてチームをけん引する2人のプレーが目に留まり「前回はメンバーに入れなかったので素直にうれしい」と名和選手。小林選手は「納得のいくプレーができなかったのでびっくりした」と喜ぶ。

 本県の場合、高校で競技を継続する環境が十分に整っていないため、他県の高校に進学するケースもあるという。その中で名和選手は他の部活動と掛け持ちしながら競技に打ち込み、小林選手は部活動で男子に交じって練習に取り組んでいる。地元でプレーする道を選んだ2人には「県内の同世代にもっとラグビーの楽しさを知ってほしい」との思いが強く、「大会を通じて競技の魅力を伝えることができたら」と意気込む。

 大会は熊谷スポーツ文化公園で開かれ、東北選抜は予選リーグで強豪の石見智翠館高(島根)と京都成章高と対戦する。トップレベルの力を肌で感じる機会となるだけに、植松さんは「競技者としてはもちろん、チーム(つや姫セブンズ)を引っ張る存在に成長してほしい」と期待を寄せている。

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