御殿堰エリア、西側にも拡大 山形市が再生計画、十一屋本店も建て替えへ

2021/10/17 11:44
御殿堰を生かしたまちづくりが十一屋本店南側(写真奥)にも拡大される。水の町屋七日町御殿堰と合わせ、一帯でそぞろ歩きが楽しめる空間になるという=山形市

 山形市七日町の御殿堰(ごてんぜき)を生かしたまちづくりが「水の町屋七日町御殿堰」の西側にも拡大することが16日、関係者への取材で分かった。十一屋本店と、ブライダル複合施設オワゾブルー山形の間の部分。現在は暗きょになっており、せせらぎが見えるよう山形市が整備し、水の町屋から一帯をそぞろ歩きできる空間に再生する計画だという。同時に十一屋本店も同所に建て替える予定。

 御殿堰は同市内を流れる山形五堰の一つ。約400年前に整備され農業用水、生活用水として利用されていた。街の近代化に伴って商店街を流れる部分にふたがされたものの、市が中心市街地活性化の一環で2010年、せせらぎの空間として再整備。商業施設の水の町屋も同年オープンし、にぎわいを生んできた。周辺では20年1月に旧大沼山形本店が閉店し来訪者の減少が課題になっていたが、今年7月には水の町屋向かいに商業施設「七日町ルルタス」が開店し、御殿堰一帯の集客力に期待が寄せられていた。

 新たに整備するエリアについても、水の町屋や御殿堰の趣と調和する景観を目指し、御殿堰を石積みで再生して十一屋側に幅3メートルの歩道を整備する。奥行きは約50メートル。22年度以降、具体的な設計などの計画策定に入るとみられる。

 十一屋本店は22年度から現建物の解体と新店舗建設に入り、23年のオープンを目指す。現店舗にある菓子売り場やレストランの機能に加え、かつて備えていた菓子の生産機能も復活させる。スイーツコンサートなどのサロン機能も継続したい考えだ。

 七日町商店街振興組合の元理事長でもある松倉公一十一屋社長は「御殿堰のせせらぎや音楽の音、お菓子の香り、味わいなど、五感で楽しめるまちづくりに寄与できたらいい」と話していた。

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