ワクチン3回目接種、年内にも 2回目終え、8カ月以降に実施

2021/10/16 08:04

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 新型コロナウイルスワクチンの3回目以降の接種「ブースター接種」に関し、県は15日、県内では年内にも対象者が出てくる見通しを示した。医療従事者が先行し、年明け以降は高齢者、一般住民へと対象を拡充する。いずれも市町村が実施主体となり、接種の時期や場所などを含めて具体的な接種計画など入念な準備が求められる。

県が見通し、医療従事者先行

 県新型コロナワクチン接種総合企画課によると、政府は3回目接種の考え方について▽接種時期は2回目が終了し、8カ月経過後の実施▽3回目のワクチンも1、2回目と同種類―を基本としている。ただ、副反応の状況次第では、1、2回目の接種と異なる製品を使う「交差接種」も検討するとみられる。

 医療従事者への接種は県内の対象が約4万1千人で、県はこれまで調整役を担ってきた。3回目以降は基本的に高齢者や一般と同じく、市町村が実施主体となる。県内では3月下旬に2回目接種を終えた医療従事者もおり、県は12月ごろから接種対象者が出てくる可能性に言及している。

 各市町村は今後、これまでの接種実績を踏まえて3回目の対象人数を算定し、必要なワクチン数の見通しを国に伝えていく一方、接種券の準備などを進めながら具体的な接種計画の策定に入る。県は副反応への相談に対応するコールセンターの態勢を維持しつつ、国の供給方針に沿って市町村への配分調整などを担うことになりそうだ。

 同課は「1、2回目接種について完了の見通しがまだ立っていない中、3回目に向けた準備を進めていく自治体もある。県としては円滑に接種事業が進むよう、市町村に対して必要な支援を行っていきたい」としている。

河北は2月8日開始

 県内自治体では河北町が「ブースター接種」の準備に入った。来年2月8日から医療従事者と65歳以上の町民への集団接種を開始する予定で、2回目の接種から8カ月が経過する町民に順次申込書を発送する。

 町は15日、接種態勢を整えるための事業費を盛り込んだ2021年度一般会計補正予算を町議会臨時会に提出し可決された。3回目の接種は、2回の接種を終えた12歳以上の町民約1万2600人が対象となる。サハトべに花を会場に、これまでの接種と同様に地区ごとに順次接種を行う。対象者には12月中旬に集団接種申込書、来年1月下旬に接種券をそれぞれ発送する。本年度分の事業費は2723万円を見込んでいる。

 町によると、先月22日の厚生労働省と各市町村のワクチン担当者のオンライン会議で、3回目の接種態勢を整えておくよう通達があったという。町健康福祉課は「接種後のブレークスルー感染が報告されており、町民が速やかに打てるよう準備したい」と話している。

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