夢持つ大切さ訴える 東根でJAXAの武井さん講演

2021/10/15 20:59
「はやぶさ2」のプロジェクトを説明する武井悠人さん=東根市・東桜学館高

 東根市の中高一貫校・東桜学館(官宏校長)のPTA講演会が15日、同校で開かれ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)で探査機「はやぶさ2」のプロジェクトに研究開発員として携わる武井悠人さん(山形市出身)が講演。宇宙探査の挑戦の経緯を紹介し、夢を持つことの大切さを訴えた。

 はやぶさ2は2014年に打ち上げられ、小惑星りゅうぐうの表面や地下にある岩石のかけらを採取。試料を入れたカプセルが20年12月に地球へ帰還し、太陽系の起源に迫る情報が得られると期待される。

 「深宇宙探査と夢」と題して講演した武井さんは、技術者の仕事を「目の前の課題を物理に即した技術で解決すること」と定義し、探査機打ち上げでは10万通り以上のシミュレーションを繰り返して制御プログラムを構築したとした。

 小惑星イトカワの表面物質を搭載したカプセルを持ち帰ることに成功した初号機の挑戦にも触れ「初号機は着陸時のトラブルなどうまくいかない面もあった。はやぶさ2は初号機から受け継いだ夢を13年越しでかなえてくれた」と表現。生徒に向けては「夢を念頭に、自分を動かすことで未来の可能性を変えられる」とアドバイスした。

 中学と高校の全生徒約828人が聴講。これに先立ち、創立記念式典も行われた。

記事・写真などの無断転載を禁じます

関連写真

写真・画像の無断転載を禁じます。
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]