衆院選の争点~県内主要政党代表に聞く(4) 本間和也・共産党県委員長

2021/10/13 09:22
本間和也 共産党県委員長

 ―4年間の自公政権の評価を踏まえ、衆院選の争点をどう捉えるか。

 「この4年間に限らず、強権政治や政治の私物化が平気で行われてきた。森友・加計学園問題をはじめとする『政治とカネ』の問題一つとっても、いまだに実態が明らかになっていない。この2年間は新型コロナウイルス対応の無為無策がさらけ出され、Go Toの再開や東京五輪の強行などで感染爆発を誘発した。政権交代を大前提に、新型コロナ対策をしっかり講じる必要がある。国民の怒りに応え、野党が連携して新しい政治をつくることが総選挙の最大の意義だ」

 ―コロナ禍で日本経済や国民が疲弊する中、どのような政策を訴えるか。

 「共産党は新自由主義を終わりにして命と暮らしを大切にする政治への転換、気候危機を打開して地球の未来を守る政治、ジェンダー平等の日本、憲法9条を生かした平和外交―の四つのチャレンジを掲げている。男女の賃金格差をなくし、再生可能エネルギーや省エネの推進などで新しい雇用を生み出すことが、持続可能な発展の道だ」

 ―県1、2区では初めて野党共闘が実現した。

 「立憲民主、国民民主、新社会の各党県内組織とともに共通政策で合意したことから、県1区で独自候補を取り下げた。県2区も国民新人を野党統一候補として支援する。一緒になって選対組織をつくるのが最善の形だと思うが、まずは各組織が一番力を発揮できる態勢を構築することが重要だろう」

 ―一方、共産が新人を擁立予定の県3区は県内野党組織などでつくる5者会議が自主投票を決めた。

 「県3区についてはわが党の新人を野党統一候補とするよう働き掛けてきた。ほかに非自民系の無所属新人が出馬を表明する中、自主投票とした5者会議の判断はこれまでの経緯と矛盾するものではない。方針に変わりはなく、県1、2区と同様な連携を目指して、各党に支援を申し入れた。無所属新人については、野党4党の合意に基づく共闘の枠組みとは別だと考えている」

 ―国民の政治不信は深刻だ。どう信頼回復するか。

 「何でもやりたい放題の今の政治が国民の不信につながっている。『政治とカネ』の問題は、政権がひっくり返ってもおかしくない話だが、国民の声に応えないことが当たり前になってしまった。国会で真相究明を進め、責任の所在を明確にしなければ信頼は回復できない。そのためにも政権交代が必要であり、野党連合政権で信頼される政治に変える」

 ―衆院選での具体的な目標は。

 「政権交代のためには共産党の躍進や野党の勝利が不可欠となる。まずは比例東北ブロックにおいて県内で7万5千票、東北全体で60万票を目標に2議席を確保する。県内では野党統一候補や独自候補で自民現職を打ち破る」

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