衆院選の争点~県内主要政党代表に聞く(3) 菊池文昭公明党県本部代表

2021/10/12 15:39
菊池文昭 公明党県本部代表

 ―岸田政権は「国民の信頼と共感の政治」を表明し、衆院選に臨む姿勢だ。

 「公明党は、小さな声を聞くという思いで取り組んできた。国民により丁寧に説明し、国民の声を政策や政治に反映させる。公明の考え方に共通、共鳴すると受け止めている」

 ―「成長と分配」も岸田政権は掲げる。

 「長引くコロナ禍で打撃を受けた業種、職種、人がいる。一方で好調な分野もある。コロナの下での成長を後押しすると同時に、傷を負った人への手当てを重点化しなければ、格差はさらに広がる。0歳から高校3年まで一律10万円相当の支援を届ける『未来応援給付』、結婚や妊娠・出産から、幼児~高等教育までの支援を段階的に充実させる『子育て応援トータルプラン』を実現する。ほかの世代も重層的、包括的に支援する体制を確立したい」

 ―自公連立政権の歴史は長い。政権内で果たしてきた公明党の役割とは。

 「自公は互いの特色、得意分野を補完し、政権を担ってきた。生活者の声を聞くネットワークを生かし、地域の声を県や国に届けるフットワークが公明にはある。消費税率を10%に引き上げる際の軽減税率導入、昨年度の一律10万円の『特別定額給付金』などに表れている」

 ―新型コロナの感染抑止、経済再生の両立策を聞きたい。

 「公明は海外製ワクチンの活用に動き、重症化や死亡リスクを低減する流れにつなげている。経口薬開発の予算化にも、積極的に取り組んでいる。行動規制が緩和された後、まずは観光業や飲食業を支援したい。感染対策を講じた上で緩やかに規制を解除する視点も必要だ」

 ―「未来応援給付」などを盛り込んだ衆院選公約を今月発表した。

 「11月で希望する人の2回目のワクチン接種が完了する。検討される3回目接種は無料実施とすべきで、国産のワクチン、経口薬の開発も引き続き進める。未来応援給付はもちろん、防災・減災も重要な視点。東北は東日本大震災を経験している。国土強靱(きょうじん)化の上に国民生活は成り立っている。コロナ対策を含め、安全安心は重要な視点だ」

 ―政治不信が叫ばれて久しい。政治への信頼を取り戻すには何が必要か。

 「『政治とカネ』問題は重要なワードだ。逮捕・拘置された政治家が歳費を受け取るのは、国民感情とは違う。自民の理解を得て歳費返納の仕組みを実現させたい。国民に思いを致す時、政治が姿勢を示すことが大切だ。信頼と共感を得られる環境は、常にそのことにあると捉えている」

―衆院選の目標は。

 「自公政権の信任を得る機会。県1~3区の連携・協力関係は全国モデルと呼ばれてきた。経験を生かし、県1~3区で自民現職の再選に全力を挙げる。13議席ある比例代表東北ブロックは、自公の過半数獲得が何よりも大事だ。公明は本県で10万票、東北全体で50万票の支持を集め、比例東北2議席を目指す」

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