市民目線、いっそう努力 2期目の抱負、皆川氏に聞く

2021/10/12 15:34
再選を果たし、花束を受け取る皆川治氏=鶴岡市伊勢原町

 鶴岡市長選で再選した現職の皆川治氏(47)は投開票から一夜明けた11日、同市伊勢原町の後援会事務所で山形新聞のインタビューに答え、2期目の抱負を語った。新型コロナウイルス感染症対策を含む産業振興に意欲を示したほか、市民目線の市政運営にいっそう努める考えを強調した。

 ―120票差という極めて僅差での当選だった。選挙戦をどう振り返るか。

 市議・県議を務め、地域のために頑張ってきた方との選挙。厳しい戦いになると予想していた。後援会づくりから進めて、さまざまな企業・団体に支持していただき、再選できたことは大きい。「市民党」を掲げて取り組んできたことが浸透した結果だと思う。

 ―市議選では相手候補を支持した市議が多数を占めた。自身が掲げる「対話の市政」の今後の進め方は。

 良い提案・主張は、この選挙で相手候補を支援した側からであっても、どんどん取り入れていきたい。1期目からそう努めてきたつもりだ。大事なのは、市民のためになる市政。互いに歩み寄り、政策・事業が実行できるよう徹していく。

 ―選挙戦を通じ、産業振興と若者の定着促進に向けた施策を訴えてきた。展望は。

 事業者が厳しい状況にある。新型コロナウイルス感染症対策という点からも、経済対策に取り組みたい。人口減少問題への対応では、魅力的で多様な働く場所が不可欠だ。公約に掲げた新産業用地の開発を進めるとともに、農林漁業や商店街の振興もいっそう進めたい。

 ―鶴岡市をどんな街にしていきたいか。

 鶴岡市は日本の地方都市の中でも、歴史・文化、自然といった資源が豊富で、伝統と創造が融合して発展してきたと考えている。残していくためには工夫が必要。例えば、松ケ岡開墾場の蚕室を展示体験施設に改修するなど、保全と利活用の取り組みを進めている。地域に根差した小規模な事業や、社会参画に課題を抱えた方々にも寄り添った、誰ひとり取り残さない街づくりを進めていけば、ますます全国から注目される鶴岡になっていくと思う。新型コロナ禍で強まる地方回帰など時代状況を的確に捉えて、市民サービスの充実、往来・移住の増加に結び付けていく。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]