中原ミドル、苦闘にけり モンテ、秋田に2-1

2021/10/12 11:34
〈山形―秋田〉後半38分、山形のMF中原輝(右)が勝ち越しのミドルシュートを決める=天童市・NDソフトスタジアム山形

 サッカーJ2は第33節最終日の10日、各地で6試合が行われた。モンテディオ山形は天童市のNDソフトスタジアム山形で秋田と対戦し、2―1で勝利した。本拠地では4戦ぶりの白星で、通算成績は16勝7分け10敗。順位は7位に上がった。

 山形は前節と同じ布陣で臨んだ。前半4分、MF樺山諒乃介の加入後初ゴールで先行し、1―0で折り返した。後半33分に失点したものの、5分後にMF中原輝が左足でミドルシュートを決め、勝ち越した。今季は残り9試合で、J1昇格圏内2位との勝ち点差は15のまま。

 山形は次節の16日、相模原市の相模原ギオンスタジアムで相模原と戦う。

 【評】山形が辛くも競り勝った。立ち上がりにMF樺山の得点で先行したが、後半は苦しい展開に。競り合いに強いFWへのロングボールを許し、自陣に押し込まれた。GKビクトルの対応に甘さが出て後半33分に失点を喫したが、MF中原の思い切りのいいシュートが決勝点になった。

【青炎】こぼれ球に冷静、自慢の左

 MF中原輝が自慢の左足で、苦しい流れを断った。「チームの勝ちは遠く、自分もゴールから遠ざかっていた。(点を)取りたいと思っていた」。こぼれ球を直接たたき込んだ勝ち越し弾で、隣県ダービーに決着をつけた。

 ピーター・クラモフスキー監督が「典型的なダービーという、非常にタフな相手との戦い」と汗を拭った一戦だ。開始早々に先制点を奪ったものの、後半は明らかに相手のペースに。守備で踏みとどまることができず、後半33分に追い付かれた。

 中原の見せ場は、その5分後。テンポよくパスがつながり、仲間がシュートを放つ前に「(ボールが)こぼれて来るかなと一瞬感じた」。その機会に備え、ペナルティーエリアから少し外へ出たゴール正面の位置を取ると、読み通りの展開になる。自身に向かってきたこぼれ球の軌道と、ゴール前の密集状況を確認。「枠を狙い、抑えを利かせたシュート」をたたき込んだ。今季5得点目に、普段のおとなしい様子から一変し、両手を広げて派手に喜んだ。

 チームは甲府との前節を0―2で落とし、上位争いから後退。同じ右サイドのDF半田陸と「エネルギーを出してほしい」と指揮官から求められ、期待に応えた形だ。自身初のJ2挑戦となったシーズンは残り9試合。「ラスト2カ月、僕たちは目の前の試合に臨んでいくだけ」と力を込めた。

2点目、早くほしかった

 ピーター・クラモフスキー監督の話 (早いうちに)2点目で突き放したかった。秋田の長いボールやセットプレーが多く、試合のリズムをコントロールできれば良かった。最高のパフォーマンスではなかったものの、勝ち点3を取ることができた。選手は最後まで戦ってくれた。

選手ひと言

 ▽MF樺山諒乃介(移籍後初ゴール) 思った以上にモンテディオ山形で結果を出せていなかったが、やっと1点を取れた。いい収穫だった。

モンテディオ山形

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