本年度で閉校「私を忘れないで」 酒田市田沢小、クリスマスローズ植える

2021/10/11 19:26
来年3月の閉校を前にクリスマスローズの苗を植えた児童ら=酒田市・田沢小

 本年度で閉校する酒田市の田沢小(出嶋幸校長)で11日、児童らが多年草の花「クリスマスローズ」の苗を校舎そばに植栽した。花言葉は「私を忘れないで」。子どもたちは慣れ親しんだ学びやへの思いを込めるように、1株ずつ丁寧に植えた。

 同校の全児童20人と教職員6人、地元の田沢コミュニティ振興会(久松勝郎会長)の3人が花の色や形が異なる9種類の計50株を植えた。原種が欧州でクリスマスの季節に花を咲かせていたため、クリスマスローズと呼ばれるが、品種改良で多様な種類が出回り、4~5月に花を付ける。子どもたちは2004年度の卒業記念として植樹されたクリやコナラの木の下で、丁寧に苗を植えた。

来年3月の閉校を前にクリスマスローズの苗を植えた児童ら=酒田市・田沢小

 5年の鈴木絆永(はんな)さん(10)は「閉校するのはさみしいけれど、きれいな花を咲かせてほしい。毎年咲くので、休みの日に見に来たい」と話した。娘が卒業記念で植樹し、今回の植栽を提案した同振興会の後藤学さん(61)は「花言葉からクリスマスローズを植えることを考えた。自分たちの母校を忘れないでほしい」と語った。

 田沢小は1972(昭和47)年に山元小と統合し、99年から現在の校舎を使用してきた。来年3月に閉校し、南平田小と統合する。現在の1~5年生15人と新1年生1人が約4キロ離れた南平田小に通うことになる。閉校後、校舎はコミュニティセンターなど地域活動の拠点としての活用が検討されている。

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