新運営会社にDEN社(新潟) 旧東京第一ホテル米沢、来春オープンめざす

2021/10/9 10:03
今後のホテル運営について説明するDEN社の田辺裕之社長(右)とナウエルの酒井登社長=米沢市

 9月末で営業を終了した旧東京第一ホテル米沢(米沢市)の新たな運営会社が、ホテル運営の「DEN ORIENTAL RELATIONS(デン・オリエンタル・リレーションズ)」(新潟市、田辺裕之社長)に決まったことが8日明らかになった。シティーホテルの機能を受け継ぎ、2022年春のオープンを目指す。

 東京第一ホテル米沢を運営してきた冠婚葬祭のナウエル(米沢市、酒井登社長)とDEN社が同日、同ホテルで会見を開いた。土地建物の売却先は東北にゆかりがあり、田辺社長と親交がある東京在住の篤志家で、今月6日にナウエルと売買契約を結んだ。DEN社が賃貸借契約を結び、ホテル運営を担う。売却価格は非公表。

 運営形態についてDEN社は、大手ホテルチェーンとのフランチャイズ契約を軸にしながら、自社ブランドでの展開も考えられるとする。新ホテルの名称は年内にも決まる見通し。

 施設は大規模改修は行わず、「健康」をテーマにしたリニューアルを計画。婚礼を含めた宴会、レストランなどの機能も残す。従業員の雇用は、地元を中心に正社員25人、パート20人程度を見込んでいる。

 DEN社は2013年設立で資本金4千万円。長野県軽井沢のリゾートホテルなど国内外のホテル約30カ所の運営、マネジメントを手掛け、田辺社長は米沢市内のビジネスホテル運営に携わった経験もある。

 田辺社長は「シティーホテルは地域の大事なインフラの一つ。ウィズコロナ、アフターコロナを念頭に、再稼働の準備を進め、受け継いだホテルをさらに発展させたい」と抱負を語った。酒井社長は「DEN社には感謝しかない。競合する部分も出てくるが、共に米沢、置賜の地を盛り上げていきたい」と述べた。

 同ホテルは地元財界の共同出資による米沢相互企画が、ホテルチェーンの第一ホテル(現・阪急阪神第一ホテルグループ)とフランチャイズ契約を結び1988(昭和63)年に開業。2011年にナウエルが引き継いだ。新型コロナの影響で業績が悪化したことを受けて、今年6月に営業終了を公表していた。

 米沢商工会議所の増村力会頭は「中心街のホテルが再開してくれるのは大変喜ばしい。商議所としてもコロナ禍の変化に対応しながら全体的な盛り上がりを考えていきたい」と語った。

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