衆院選へ、県内各陣営の動き活発 新総裁誕生や緊急宣言解除、初の週末

2021/10/4 09:45

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 自民党の新総裁が決まり、11月中に行われる見通しの衆院選に向け、立候補を予定する県内各陣営の動きが活発になってきた。新型コロナウイルスの第5波が収束し、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置も先月末で終了。全面解除から初の週末を迎えた県内各陣営の動きを追った。(文中敬称略)

1区

 党四役の選対委員長に就いた自民党現職の遠藤利明は東京にとどまり、衆院選の選挙区調整などの課題を確認、4日に召集される臨時国会への準備作業を進めた。委員長就任直前に県議会会派・自民の所属議員とリモート対談し、党総裁選での協力に感謝。選対委員長は選挙戦を取り仕切る要職ポストで当面は自らの選挙区入りが難しいとみられ、後援会関係者らが地元の支持固めに力を入れた。

 立憲民主党新人の原田和広(まさひろ)は県議として議員活動をこなしつつ、精力的に街頭活動を行っている。2日は県1区の非自民系県議や市町議でつくる議員団の会合に出席し、支援を呼び掛けた。翌3日は山形、天童の両市を中心に市街地をこまめに回り、立民が公約に掲げる時限的な消費税減税や所得税免除などの意義を訴えた。聴衆から「頑張れよ」と激励が飛ぶと、大きく手を振って応えた。

2区

 党総裁選で河野太郎陣営の選対本部長代理を務めた自民党現職の鈴木憲和は総裁選後、選挙区内の支持者や企業回りに注力。週末は地元・南陽市の支援者を中心に訪ね、地域の現状や課題に耳を傾けた。議員活動の一環といい「いろんな人の話を聞き、何ができるかを考える」。コロナ禍で下落した米価の安定を求める声の大きさ、製造業をはじめとする地域企業の底力を改めて感じ取った。

 国民民主党新人の加藤健一は、選挙区内最大の票田で候補予定者がいない米沢市に軸足を置き、街頭活動を行った。市街地を中心に党の政策をアピールしたほか、市議と共にスーパー前など4カ所で演説。新型コロナ対策を訴えの柱に据え、疲弊した地域経済の立て直しや低所得で苦しむ農家への救済措置、子どもへの手厚い支援、地域の豊かさを実感できる政策の推進などを強調した。

3区

 自民党現職の加藤鮎子は2日、庄内、最上の両地域で支援者へのあいさつ回りを重ねた。鶴岡市長選に立候補する無所属新人の陣営が鶴岡市櫛引地域で開催した会合にも参加した。市長選告示の3日は市長選の必勝祈願・出陣式に臨み、「鶴岡を前に進めるため、力を貸してほしい」と支持を訴えた。市長選と同じ日程で市議選も始まり、支援候補らの陣営を巡った後、東京へと向かった。

 共産党新人の梅木威は2、3の両日、参院議員岩渕友と共に地元の鶴岡市のほか、酒田市にも足を延ばし、複数箇所で街頭活動などを繰り広げた。3日は鶴岡市議選に立候補した共産候補5人と連動。街頭演説に加わるなど党勢拡大に向けて精力的に汗を流した。市中心部のスーパー前では支持者らを前に「新しい世の中をつくり、国民のための政治を取り戻したい」と力を込めた。

 無所属新人の阿部ひとみは、出馬表明から約2週間で後援会の体制を急ピッチで整えた。酒田市内に事務所を設け、地元経済会の支援者らの協力も得て、今後の事務所開きに向けた準備作業に当たった。酒田・飽海地域以外で現職との知名度の差を埋めようと、最上地域にも積極的に足を運んでいる。2、3の両日は地元の酒田市や遊佐町で元市議や町議らと連携し、各地域を回った。

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