耳澄ます…県民ホール、技術の粋 10月から音声案内開始、スマホから多言語にも対応

2021/9/27 10:38
音声ガイドサービスを利用したスマートフォンの画面イメージ。多言語に対応している(県提供)

 県は、山形市のやまぎん県民ホール(県総合文化芸術館)で採用された本県のものづくり技術などをさらにアピールしようと、非接触型の音声ガイドサービスの運用を10月1日に始める。世界に誇る伝統の技や、県産材をふんだんに用いた館内の設備など10カ所について、スマートフォンで解説や見どころを手軽に聞くことができる。多言語にも対応する。

 同ホールは昨年5月に全面オープン。建物自体で本県の魅力を発信するため「山形らしさ」が随所に盛り込まれた。例えば大ホールの客席は圧密加工した県産木材を使い、生地には米沢織の技法を採用、庄内刺し子の柄を表現している。

 ガイドの対象となるのは客席のほか▽蔵をモチーフにした外観▽木のぬくもりが感じられるメインエントランス▽山形組子をしつらえた壁▽最上川を題材としたエントランスロビー▽絵画「月山」と有機EL照明▽館内通路と縄文時代の文様をイメージした手すり▽県産品ショップやレストランなどを備えた山形魅力発信モール「0035」▽雪の結晶を模した大ホール入口のホワイエ▽紅花と自然をテーマとした緞帳(どんちょう)―の計10カ所。

 館内に掲示する利用案内チラシのQRコードをスマホで読み取って利用する仕組み。日本語、英語、中国語(簡体字)、韓国語から言語を選択し、案内に従って対象を選んで再生を押すと、音声ガイドが流れる。音声の長さはそれぞれ30秒から1分程度。対象の画像をタップすると、文字でガイドを読むこともできる。

 4言語による音声や文字表示は、新型コロナウイルス収束後を見据えた海外からの旅行者のほか、目や耳の不自由な人の利用も想定して採用した。県の県民文化館活用推進室は「本県のものづくり技術のすばらしさを広く知ってもらいたい」と活用を促している。

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