山形の活性化へ「恩返し」 モンテ元選手・広瀬さん、アパレル収益活用でスポーツ環境整備期す

2021/9/27 09:23
「洋服を通しサッカー界や山形県に貢献したい」と話す元モンテディオ山形の広瀬智靖さん=山形市

 サッカーJリーグのモンテディオ山形でプレーした広瀬智靖さん(32)=東京=が、引退後に進んだファッション業界でキャリアを積み、スポーツ環境の整備などを目指す新たなプロジェクトに挑戦している。販売事業の収益などを活用してサッカーコートをつくる構想で、「スポーツ界、そしてお世話になった山形県の活性化のために貢献したい」と話す。

 広瀬さんは前橋育英高校(群馬県)を卒業後の2008年から13年まで山形でプレーした。その後は徳島に移籍し、15年のシーズン終了後に現役を引退。「サッカーはやりきった」と26歳の若さでスパイクを脱いだ。

 引退後に選んだ職業はアパレル販売員。プロサッカー選手になってから周囲の影響でファッションに興味を持ち、知人の勧めもあって16年に「トゥモローランド」(東京)で働き始めた。ことし8月からはアパレルの企画・制作、企業ブランディングなど多様な事業を展開する「マーマレーション」(同)に勤務している。

 広瀬さんは同社のプロジェクト「I’ll be(アイル・ビー)」の責任者を務める。スーツやジャケットなどオーダーブランドの洋服作りを進めるとともに、収益の一部や仲間からの支援で、子どもたちが家庭環境に左右されることなく、誰もが存分にサッカーを楽しめるコートを整備するのが目標だ。アスリートのセカンドキャリアの受け皿をつくる構想も持つ。

 引退後も本県への愛着は深く、機会を捉えて来県している。普段着としても着こなせるモンテディオのTシャツ作製の企画に携わり、9月4日のホームゲームで販売し好評を得た。高校を卒業して6年間プレーした山形時代を振り返りながら、「いろいろな人にお世話になり、山形は自分を人間として成長させてくれた場所。何かしらの恩返しができるように関わりを持ちたい」と話している。

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