ITやプログラミング、学んで形に 高校生のビジネスプラン発表会

2021/9/26 14:27
スーパーエンジニアプログラミングスクールの成果発表会で熱中症防止システムを発表し、最優秀賞に輝いた鶴岡工業高の菅原真亜叉さん(右)と奥山丈さん

 山形大国際事業化研究センターによる「スーパーエンジニアプログラミングスクール(SEPS)」に参加した県内工業系高校生の成果発表会が25日、米沢市の山大有機材料システム事業創出センターからオンラインで開かれた。6校7チームが情報技術(IT)やプログラミング技術を応用したビジネスプランを発表。審査の結果、最優秀賞に熱中症防止システムを考えた鶴岡工業高の菅原真亜叉さん、奥山丈さんのチームが輝いた。

 生徒は5月以降、米シリコンバレーで活躍する日本人エンジニアから、小型マイコンモジュールとセンサーを使ったプログラミングや、ITについてオンラインで学んだ。ビジネスへの活用も考えた。発表会はビデオ会議アプリZoom(ズーム)を使い1チーム8分の持ち時間で、解決する課題、工夫点、苦労点に触れつつ活用プランを紹介した。

 菅原さんと奥山さんは熱中症になる高齢者や乳幼児を減らそうと、温度センサーとライト、無料通信アプリLINE(ライン)を組み合わせ、熱中症の危険度を知らせるシステムを発表。菅原さんは「受賞は大変うれしい。ご指導いただいた方々のおかげ」と述べた。

 玉手英利山大学長を審査委員長に、教員や協力企業社員計5人が▽独自性・ユニーク性▽デザイン性▽ビジネス性▽将来性▽チャレンジ精神―を審査。優秀賞には、人が寝たのを察知し照明や家電の電源を切るシステムを考えた寒河江工業高の安藤功貴さん、大内喜美徳さん、鈴木翔大さんのチームと、ゲーム形式でピアノ演奏を学ぶプログラムを作った山形工業高の松田鈴寧さんのチームが選ばれた。審査員は「よくここまでプランを仕上げた。レベルの高さに感心した」「経験は将来に役立つ財産になる。自信を持って勉強して」などと講評した。

 SEPSは「EDGE―NEXT(エッジネクスト)人材育成プログラム」の一環で、国内外でデジタル化が進む中、世界基準のIT人材育成が目的。2020年度に4校で試行的に始め、本格的に始動した21年度前期は米沢工、鶴岡工、山形工、寒河江工、酒田光陵、新庄神室産、長井工、村山産、羽黒の9校計52人が参加した。後期は東北地方全域の工業系高校に対象を広げ、22年度以降も規模を拡大して継続する。

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