筆致や濃淡、奥深い世界 県書道展が開幕

2021/9/25 22:18
書道愛好家らの力作が並ぶ県総合書道展=山形市・山形美術館

 県内書壇最大の公募展となる第46回県総合書道展が25日、山形市の山形美術館で開幕した。入賞・入選作など461点を紹介しており、来場者は筆遣いや墨の濃淡で多彩に表現された白と黒の世界を楽しんだ。

 同展は昨年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止。2年ぶりの開催となった今年は、県内と県出身の書道愛好家から漢字▽かな▽調和体▽近代詩文▽少字数▽篆刻(てんこく)-の6部門に計509点の応募があった。県書道連盟役員らによる審査の結果、最高賞の県知事賞には笹原美楓(びふう)(本名・美智子)さん(62)=村山市碁点、同市職員=の漢字「李賀詩」が輝いた。

 会場には入賞・入選作の他、役員・会友らの作品を展示。漢詩やひらがなを墨のかすれやにじみ、文字の大きさなどで個性豊かに表現する一方、小学校の校歌やナスカの地上絵を題材にした書もあり、作者の感性が光る。審査委員長を務めた鈴木千岳さん(79)は「バラエティーに富んだ作品がそろった。筆のリズム感や線の太さ、余白など文字を通したそれぞれの表現を見てほしい」と話した。

 主催は県総合書道会、山形新聞、山形放送、山形美術館。共催は県、県生涯学習文化財団、県書道連盟。10月10日までで、会期中に2回ギャラリートークがある。いずれも午前11時からで、同2日が高橋●崖さん、9日は小池逢花さんが解説する。授賞式は10日午後1時から山形市の山形グランドホテルで行われる。

※●はやまかんむりに「欽」

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