県内コロナ新規感染者、1週間連続で1桁 全国的状況が好影響

2021/9/22 09:09

 県内の新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者数が21日、1週間連続で1桁となった。流行第5波(7月27日~)に入り、8月21日には過去最多の69人に上ったが、今月中旬以降は落ち着いてきた。県は全国的な減少傾向が本県にも好影響をもたらしたことに加え、移動の抑制などを県民に求めた「感染拡大防止特別集中期間」(8月20日~9月15日)の成果が一定程度あったと分析している。

 第5波は感染力が強いデルタ株の影響を受け、8月だけで新規感染者数が千人を超えた。クラスター(感染者集団)は各地で続発し、家庭にも拡大。県全体の新型コロナ専用病床の使用率は政府の指標「ステージ4」(50%以上、感染爆発)を初めて上回り、自宅療養者も200人を超えた。第5波の死者数は21日までで計9人。

 減少に転じた要因について大場秀樹県健康福祉部次長は▽本県と往来が多い首都圏のほか、宮城県など隣県の感染者数が大きく減少に転じた▽特別集中期間の設定で県民への注意喚起、意識付けにつながった―ことを挙げる。

 県の特別集中期間では県民に外出機会や出張の半減などを求め、期間中の目標「1日当たりの新規感染者数1桁台」を掲げた。大場次長は「県民と事業所が目標達成に向けて協力に応じ、集中して取り組んでくれた効果が大きい」とする。

 21日現在の県全体の専用病床使用率は21.5%。宿泊療養者数は8人、自宅療養者数は16人とそれぞれ大幅に減り、医療態勢の逼迫(ひっぱく)は回避できている。

 特別集中期間が終了し、感染者数も減少傾向にあるが、県は▽県外との不要不急の往来を厳に控える▽家族以外の人との会食など感染リスクが高い行動を取った際は、家庭内でも不織布マスクを着用する―ことを求めている。

 大場次長は「先週末からの3連休などで人流が活発化し、その影響が今度どう出るか。予断の許さない状況は続いており、第5波が収束したとは言いがたい」とし、「高齢者を中心にワクチンを2回接種しても感染した事例は多い。引き続きの感染防止対策の徹底をお願いしたい」と訴えている。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]