酒田南、雄々しき一撃 秋季高校野球県大会、4強決まる

2021/9/22 07:46

 第74回秋季東北地区高校野球県大会は第3日の21日、鶴岡市小真木原野球場と中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた(荘銀・日新スタジアム=県野球場)で準々決勝4試合を行い、日大山形、酒田南、鶴岡東、山形中央が4強入りを決めた。

 酒南は同点で迎えた七回に3番西田彪牙が2点本塁打を放ち、4―2で東海大山形に競り勝った。山中央は18安打の猛攻で新庄東を17―2のコールドで下した。好機でそつなく得点を重ねた鶴東は12―4で山形学院にコールド勝ちした。日大は投打で創学館を圧倒し、11―1のコールド勝ちを収めた。

 準決勝は第4日の25日に小真木原野球場で、第1試合が日大―酒南、第2試合が鶴東―山中央のカードで行う。

〈東海大山形―酒田南〉7回裏酒南2死二塁、3番西田彪牙が勝ち越しの2点本塁打を放ち、本塁へ向かう=中山町の荘銀・日新スタジアム

主将高々、新チーム1号

 【ハイライト】しびれる接戦で、酒田南に新チーム初めての本塁打が飛び出した。同点の七回2死二塁、打席に主将の3番西田彪牙。「絶対に打つ」と気合を入れると、内角直球を勢いよく引っ張った。自身にとって高校初という記念ずくめの一発で、2点を勝ち越した。

 エース田村朋輝の奮闘が目立つ一戦だった。140キロ台の直球を武器とする本格派。三振を積み重ね、初回の点差を守り抜きそうな雰囲気を漂わせたが、四回にミスが絡んで2失点と、嫌な形で追い付かれた。田村だけでなく、失策を記録した1年生の三塁手須藤仁を助けようと、西田が奮起した。

 初回に右前への先制打を放ち、手応えは良かった。七回は継投の相手投手と最初の対決。球威のあるボールを投げ込んでいたが、「球の速いエースと一緒に練習している。気にはならなかった」と、迷わずに狙った。「普段は単打ばかり」と自負する左打者の打球は、高々と上がって右翼スタンドへ。「(落ち込む)後輩は先輩が助けてあげないと」。うれしそうに一打を振り返った。

 最終回は遊撃手として好プレーを見せるなど、攻守で躍動。今回同様に「総力戦」をキーワードに挙げた準決勝で、夏の覇者とぶつかる。

高校野球

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