活用法さまざま、接種済みカード 県配布、公的効力なくても好評

2021/9/21 11:32
県の大規模接種で、2回接種を終えた希望者に配布している接種済みカード。公的なものではないが、携帯しやすいと好評だ

 県民を対象とした県の新型コロナウイルスワクチン大規模接種で、県が2回接種を終えた人に配布している接種済みカードが好評を得ている。接種済みを証明する公的なものではないが旅行などに携帯しやすいといった反応があり、県はビジネスなどで積極的に活用してほしいとしている。

 県経営者協会、山形経済同友会、山形商工会議所の3団体が県に対し6月、誰もが安心して行動できるよう2回目接種を終えた県民への「認証パスポート」の発行を求めていた。県はこうした要望も踏まえ、オリジナルの接種済みカード作成を企画。名刺サイズで、吉村美栄子知事がデザインを考案した。2回目の接種日を記した県の受付印のほか、大玉サクランボの新品種「やまがた紅王」の図柄も入れてシンプルなデザインとした。

 カードは、県が県庁を会場に展開している大規模接種で希望者にのみ配っている。対象は約6千人で、ほかに妊婦枠の約60人が受け取ることができる。接種は8月7日にスタートし、同28日から2回目の接種に入った。カードの存在は報道などを通じて徐々に浸透しており、多くの人が帰る際に受け取るという。

 県によると、カードを手にした接種者からは「行動規制が今後緩和されれば、各種イベントに参加する際の証明として活用したい」「友人や職場、家族などに会った際に見せて、相手に安心感を与えたい」といった反応がある。さらに旅行への携帯や、記念の意味合いで受け取るケースもあるという。

 県新型コロナワクチン接種総合企画課は「決して公的な証明書にはならないが、手軽に持ち運ぶことができ、その便利さはあると思う」としている。

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