残り22秒、山形逆転許す バスケ男子東北カップ3位決定戦、仙台に57―59

2021/9/21 08:17

 バスケットボール男子・Bリーグ6チームによる第9回東北カップ最終日は20日、山形市総合スポーツセンターで行われ、B2(2部)パスラボ山形ワイヴァンズは3位決定戦でB2仙台に57―59で敗れた。

 山形は中島良史、オーランド・サンチェス、村上駿斗、ジャワッド・ウィリアムズ、河野誠司が先発した。出だしから守備が機能し、前半を終えて32―30と山形がリードする互角の戦い。競り合いながらもリードを守り続けたが、第4クオーター(Q)残り22秒で仙台に3点シュートを決められ逆転を許した。

 中島が16得点、ケニー・ローソンが11リバウンド、サンチェスが10リバウンドだった。観戦者数は540人。

 B1勢対決となった決勝は、秋田が北海道を83―52で下して6度目の優勝を決めた。

 【評】山形は終盤に攻撃が手詰まり、2試合連続の逆転負け。前半から両チームとも守備が機能し、ロースコアで終始拮抗(きっこう)した。第4Q後半、リードする山形は攻撃の連係ミスで得点できなかった。同じくミスが続いていた仙台に先に3点シュートを決められ力尽きた。

勝負どころ、攻めの連係課題

〈山形-仙台〉第4Q、山形の中島良史がドリブルでマークを引きつけ、味方にパスを送る=山形市総合スポーツセンター

 今の山形に足りないものが明確になった試合だった。1点リードして第4Q終盤。激しさを増した仙台の守備にパスコースが消され、拙攻が続いた。「実戦での攻め方がまだ定まっていない」と河野誠司主将。それぞれが思い描く連係と、現実とのギャップはまだ大きいようだ。

 第4Qのタイムアウトが明けて残り4分55秒。55―54からの攻防が勝敗を分けた。山形は、仙台のジャスティン・バーレルらのインサイド攻撃を警戒。ゾーンディフェンスを敷き、粘り強くリバウンドを拾った。勢いを攻撃につなげたかったが、判断の遅れが目立った。相手のマンツーマンの守備でパスコースが消され、24秒の制限時間ぎりぎりで苦し紛れにシュートやドリブル。2点しか奪えず、残り22秒で仙台に逆転の3点シュートを許した。

 試合を通じて山形の3点シュートはわずかに1本。パスワークで相手マークを剥がす狙いは見えたが、アウトサイドで仙台が食らい付いた。河野は「ノーマークで打てず、苦しくなった」と反省しながらも「外角シュートはチームの武器。ここから精度は上がってくる」と前を向いた。

 東北カップは2戦2敗。勝利こそ挙げられなかったが、ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチ(HC)は守備での奮闘に手応えを語り、「開幕まで攻撃を修正していきたい」と意気込んだ。

懸命にディフェンスした

 ミオドラグ・ライコビッチHCの話 僅差でとても白熱したゲームだった。良い時間が多かったことに満足している。ターンオーバーが15、3点シュート1本という数字は大差で負けてもおかしくなかったが、選手は懸命にディフェンスをしてくれた。これが我々の求めているバスケットだ。

山形ワイヴァンズ

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