我が道らんまん~県内元気な80代 20日は敬老の日

2021/9/20 15:56

 20日は敬老の日。県内でも高齢化が進む中、生きがいを大切にしながら日々の生活を送るお年寄りが増えている。元気な80代の3人を紹介する。

「からむし工房あざみ」の一員としてカラムシから作った糸で雑貨作りにいそしむ佐藤タキさん=酒田市

世界で一つ、手作り雑貨-酒田・佐藤タキさん(87)

 酒田市みずほ1丁目の佐藤タキさん(87)は「からむし工房あざみ」(同市、今野志美子代表)の一員として、カラムシ(青苧(あおそ))で作った糸を使い、雑貨作りにいそしんでいる。

 長年、和裁や洋裁、庄内刺し子を趣味としてきた。「手を動かすことがとにかく好き」と語る。カラムシとの出合いは2015年。今野代表と一緒に、雑貨作りだけでなく、刈り取りから編むための道具製作も行う。帯にハンドバッグ、ブローチなど、完成させた作品は数え切れない。「世界で一つだけの物を作れるのがうれしい」とほほ笑む。今後は、鳥海山や庄内平野といった庄内地域の景色をイメージして染めた糸を使った作品に取り組みたいという。

挑戦、いくつになっても-川西・高橋勲夫さん(82)

趣味の工作に励む高橋勲夫さん=川西町

 「毎日、新しいことを考えて実行に移す」。いくつになっても挑戦の心を忘れないのは、川西町の高齢者でつくる交流サークル「にぎわいの家」で代表を務める高橋勲夫さん(82)=同町上小松=だ。

 スマートフォンやパソコンを使いこなして、動画投稿サイト「ユーチューブ」で工作動画を視聴。下敷きを使ったフェースシールドや、手帳を入れる革ケース、ゴムチューブを加工して輪投げで遊ぶための輪っかなどを手作りする。

 サークルの活動日は、誰よりも早く会場へ行き、机や椅子の消毒を行う。手先の器用さを生かして、地域の高齢者宅のエアコン掃除を引き受けることもある。周囲からは「人のためを考えて行動できる人」と厚い信頼が寄せられている。

真剣な表情でプレーする星川房子さん=舟形町

ラケット握れば表情一変-舟形・星川房子さん(82)

 舟形町舟形の星川房子さん(82)は約30年にわたり、ラージボール卓球に親しんでいる。町の大会で優勝経験もあるほどの腕前だが「試合でも緊張せず楽しむことを大切にしている」と語る。体調に合わせて休みながら、仲間とともに和気あいあいと体を動かすことが元気の秘訣(ひけつ)だという。

 36歳で最愛の夫を交通事故で亡くしてから、町内で喫茶店を経営し、女手一つで子ども2人を育て上げた。柔らかい笑顔が印象的だが、ラケットを握れば表情が一変。キレのある球を繰り出す。

 メンバーとの温泉旅行も楽しみというが、新型コロナウイルス禍で自粛が続く。「自由に行動できる日を心待ちにしながら、元気に過ごしたい」と話した。

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