最終盤、ワイヴァンズ競り負け 東北カップ・B1北海道戦

2021/9/20 12:26
〈山形―北海道〉第3Q、山形の田原隆徳がタフショットを決めて46―51と追い上げる=山形市総合スポーツセンター

 バスケットボール男子・Bリーグ6チームによる第9回東北カップは19日、山形市総合スポーツセンターで準決勝が行われ、B2(2部)パスラボ山形ワイヴァンズはB1北海道に70―73で競り負けた。

 山形は中島良史、オーランド・サンチェス、ケニー・ローソン、真庭城聖、河野誠司が先発した。第1クオーター(Q)は終盤に五十嵐貴志(羽黒高出)の連続3点シュートなどでリードしたものの、第2Qは速攻から逆転を許した。第3Qで流れを引き戻して再びリードしたが、70―70の第4Q残り0.4秒で勝ち越しを許した。

 ローソンが19得点12リバウンド、中島が12得点、田原隆徳が10得点だった。観戦者数は775人。

 準決勝のもう1試合は、B1秋田がB2仙台を67―62で制した。5位決定戦は福島が青森に76―74で競り勝った。

 20日は同会場で山形―仙台の3位決定戦、北海道―秋田の決勝を行う。

 【評】山形は最終盤に逆転負け。第3Q中盤で北海道に最大14点差を付けられながらも、連動したパスワークで流れを引き戻したが、ターンオーバーが絡み第4Q終盤で同点に追い付かれた。勝ち越しを目指したシュートはリングに嫌われ終了間際、相手の速攻で力尽きた。

3点差、飛躍の予感

 飛躍を予感させる初陣だった。新生ワイヴァンズは新加入選手が随所で輝きを放ち、B1北海道と終盤まで激しく競り合った。ポイントガード兼シューティングガードの田原隆徳は「チームにとって大きなプラスになった試合。連係はもっと良くなる」と手応えを語り、3位決定戦の仙台戦へ改善を誓った。

 第2Q中盤から北海道の連続得点で逆転を許し、第3Q中盤で14点差が開いたが、踏ん張りどころでチームをけん引したのが田原だ。広い視野でパスを散らし、素早い判断からドリブルで切り込む場面も。10得点8アシストと攻撃にアクセントを生み、中島良史が「いいパスを何本もくれた」と絶賛する活躍ぶりだった。

 一方、チームの連係はまだまだ途上だ。シーズン開幕前で未成熟とはいえ、ターンオーバー(攻撃のミスで攻守が入れ替わること)が18。北海道の終盤の逆転劇も、パスミスからの速攻で始まった。ただ後半になると好連係も垣間見え、ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチ(HC)は「どんどん良くなっていった。チームの成熟には時間が必要」と、悲観する様子はなかった。

 連続3点シュートを決めた羽黒高出身の五十嵐貴志、リバウンド力とシュート精度を見せたケニー・ローソンら新戦力の活躍も明るい材料。絶対的なエースがいない中で「今季は一人一人が点を取る意識が求められる」と中島。総合力で高みを目指す意欲を見せた。

今日以上のエナジーで

 ミオドラグ・ライコビッチHCの話 良い試合ができたが、ターンオーバーが多かった。最後はフリーのシュートを2、3本落としてしまった。勝つためにはそれを決めなくてはいけない。仙台戦は今日以上のエナジーを持って戦う。

山形ワイヴァンズ

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]