野党組織、共通政策合意 次期衆院選・県1区共産候補、正式取り下げ

2021/9/20 12:04
県内野党組織の代表者が野党候補の一本化などを表明したオンライン会見=山形市・山交ビル

 次期衆院選(任期満了・10月21日)に関し、立憲民主、国民民主、共産、新社会の各党県内組織は19日、共通政策で合意し、立候補予定者が競合する県1区で立民新人の原田和広(まさひろ)氏(48)=山形市=に一本化すると表明した。これに伴い共産県委員会は、県1区で擁立予定だった新人の石川渉氏(47)=同=を取り下げた。

 同委員会は独自候補を立てていない県2区で国民新人の加藤健一氏(40)=南陽市=を支援する。野党共闘に向け、非自民系参院議員や立民、国民などは「5者会議」を通じて共産側と協議を進めてきた。最終段階で18日に各党県代表が会合を開き、政策や候補者調整の考え方を一致させた。

 共通政策は▽新型コロナウイルス対策と雇用確保、格差と貧困の是正▽農林漁業対策▽立憲主義と平和・安全保障▽防災、減災▽脱炭素社会の構築▽人づくり、差別のない社会の構築―の6項目。個人向け現金給付の再実施や農業者の戸別所得補償制度の復活・法制化、消費税減税を柱とする経済対策などを盛り込んだ。

 この日、石黒覚立民県連代表、青柳安展国民県連会長、本間和也共産県委員長、中村平治新社会県本部委員長が各事務所などからオンラインで会見した。

 独自候補を取り下げた本間委員長は「オール山形の態勢で合意ができたことは大きな意義を持つ」と強調。「互いの立場を尊重し、野党の総意としてまとまったことで問題をクリアした」と述べた。

 今後の支援態勢の構築についてはそれぞれ具体化していないとしつつ、各代表者は「政党間の選対をどうするか早急に考えたい」「地域の実情を踏まえ、最も力を発揮できる態勢を構築したい」などと語った。県3区に関しては「5者会議」で擁立作業を進めているとし、候補者調整についても協議を続けるとした。

 県1、2区にはいずれも自民現職の遠藤利明氏(71)=山形市、鈴木憲和氏(39)=南陽市=がそれぞれ立候補を予定している。

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