85歳、心に届ける叙情歌 声楽家・天野さん、26日にコンサート

2021/9/19 12:59
26日のコンサートに向けて練習する天野英彦さん(右)=山形市

 県少年少女合唱連盟名誉会長で声楽家の天野英彦さん(85)=山形市=による「プロムナード コンサート」が26日、同市の文翔館議場ホールで開かれる。中咽頭がんを患うなどしたこともあったが、「声が出る限りは続けたい」との思いで長年続けているコンサート。今年も教え子らとともに、歌の楽しさを届ける。

 天野さんは長年、山形少年少女合唱団ブルンネンの子どもたちなどを指導してきた。リサイタルは50歳ごろから毎年のように開催。70歳ごろには体力の衰えや中咽頭がんで喉に負担がかかるようになり、コンサートはいったん中止もしたが、発声練習を続けながら「声が出るうちは歌で恩返ししたい」と、2年後に再開させた。次世代につなごうと、特に叙情歌に力を注いでいる。

 「同年代で歌い続けている人は、ほぼいなくなった」と天野さん。20年以上続ける市内の千歳山への早朝登山や日々の腹筋などで体力維持に努める。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となったが、2年ぶりにステージに立つと決めた。

 今回は「抒情(じょじょう)歌をうたう 日本歌曲の夕べ」と題し、「この道」や「野菊」など約20曲を送る。山形市の詩人・いとう柚子さんの詩に曲をつけた楽曲などもお披露目される。大石田町在住のバリトン佐藤登さん、ソプラノ知里さん夫婦が特別出演するほか、教え子の中学生、高校生も出演する。天野さんは「心が疲弊する中、気軽に楽しんでほしい」と話している。

 入場料は2千円、小中高生は無料。同市の辻楽器店、富岡本店で取り扱う。問い合わせは天野さん090(8924)8209。

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