マツタケ、5年ぶりの豊作に期待 産地高畠、早めの動きだし

2021/9/19 12:38
直売所に出回り始めているマツタケ=高畠町・フレッシュマートたねや

 秋の味覚マツタケが県内主要産地の高畠町で出回り始めた。8月下旬の長雨と今月上旬の陽気が生育を促し、県外産の持ち込みも含めて例年より10日ほど早く動きだしている。今シーズンの豊作を左右する鍵として関係者は、この連休中の天候を挙げており、5年ぶりの豊作に期待を込める。

 置賜各地のマツタケを扱う同町上和田の「フレッシュマートたねや」では今月7日、約50グラムのマツタケ1本が初めて入荷した。10日から徐々に持ち込みが増え、現在は例年の出始め期と同程度の1日3~5キロほど入荷している。価格は100グラムで4800~1万円という。

 マツタケの生育には、適度な降水量(小雨程度)と寒暖差が不可欠で、最高気温は20度前後が好ましいという。今年は8月下旬から雨に恵まれ、今月に入ってからは涼しい晴れの日が続いた。マツタケの豊凶の目安とされるキノコ「アミタケ」は、比較的豊作という。

 同店店員の佐藤守重さん(49)は「今年の収穫量を左右するのは、この連休に見込まれる雨の状況」と強調する。一日を通して適度な量の雨が降り、その後は雨と晴れの日が繰り返せば豊作が期待できるという。「お客さまが買い求めやすい値段で提供するのが一番の願い。大豊作となった2010年の再来となってほしい」と、気象情報を注視している。

 山形市の「食品館256」では現在、岩手県産のマツタケが例年にないほど入荷量が多く、今月10日から一気に増えたという。旬の時期は南下するため、県内のマツタケについても期待が膨らむ。担当者は「今月はマツタケにとって条件の良い天気が続いていて、雰囲気も悪くない」と好感触だ。

 雨が続く異常気象で本県よりも入荷期が早まっている国内最大産地・長野県の産直市場グリーンファーム(伊那市)では、9月上旬から店頭がにぎわっているという。担当者は「先週あたりから入荷が本格化した。量的には十分」とし、日中の気温が高いため虫が入るなどの問題はあるが、「現段階では豊作が期待できる」と見通した。

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