近場ぽつぽつ、秋の連休 初日の県内、行楽客は…

2021/9/19 10:57

 コロナ禍で迎える秋の連休。初日の18日はあいにくの雨となったこともあり、県内の観光、行楽スポットの人出はまばらだった。連休の過ごし方を聞くと、外出を自粛しながら近場で楽しむという人が多く、ワクチン接種が進む中でも、感染がしっかり収束するまで慎重な行動を心掛けているようだ。

 【新庄】人通りがまばらだったJR新庄駅に隣接するゆめりあ内の「ちび鉄ひろば」に家族で訪れていた戸沢村角川、団体職員阿部祐子さん(35)は「出掛けるのはきょうだけで、残りは家の稲刈りもあるので基本的に家で過ごす予定」と話す。長引く自粛生活では、子どもたちと外でおやつを食べるなど、近場でもストレスがたまらないように工夫しているという。夫婦のワクチン接種は完了しているといい、今後の生活の制限について「難しい問題だが、それぞれの判断に委ねられるのでは」と話していた。

しっとりと咲くダリアを楽しむ家族連れ=川西町・川西ダリヤ園

 【川西】あいにくの雨となる中、川西町の川西ダリヤ園では、見頃を迎えた色とりどりのダリアを見ようと、訪れる人の姿があった。連休を利用して、家族で妻の実家を訪れていた寒河江市高屋の会社員佐藤真さん(38)は「県の示す特別集中期間が終わったといっても、感染が収まったわけではないので、今まで通りの予防は変わらない」とする。「プライベートな県外旅行には1年以上行っていないが、早く解禁してほしいというより、感染が収まるまでしっかりとした対策を継続してほしい」と願った。

 【小国】小国町の温身平(ぬくみだいら)で森林浴を楽しむイベントに参加した飯豊町下屋地、団体職員金野やよいさん(33)は「普段の休み通り過ごす予定。子どもと一緒に近くの広場などに行って、虫取りをしたり、サイクリングをしたり」と語る。2回のワクチン接種を完了しているが、「お客さんや子どもにうつしてしまうことを考えると、東京などには行けない」と遠出は控えているという。

連休初日はあいにくの雨だったが、屋内施設で楽しむ親子連れの姿が見られた=山形市・県産業科学館

 【山形】山形市の馬見ケ崎プール「ジャバ」付近の河川敷で犬の散歩をしていた山形市あこや町3丁目、会社員斎藤千秋さん(53)は「例年なら離れて暮らす子どもたちと芋煮会や紅葉狩りに出掛けていた。特別集中期間は明けたが、県内で感染者がいる以上まだまだ自粛すべきだ。今年は自宅でゆっくりと、芋煮を食べながら好きな映画や録画した番組などを楽しみたい。ワクチン接種後に感染するケースがある以上、今後も慎重に行動したい」と話した。

 【寒河江】寒河江市の道の駅寒河江チェリーランドは駐車場の車のほとんどが県内ナンバーだった。土産物販売コーナーやレストランの利用客もまばら。家族3人で庄内方面へ向かう途中という山形市印役町のパート従業員前田市子さん(63)は「久しぶりの宿泊旅行。本当は県外に行きたいが、今は難しいので県内で楽しむしかない」とし、「流行第5波は収まりつつあるが、第6波の到来を考えると、まだ慎重な行動が必要」と話していた。

 【鶴岡】鶴岡市のJR鶴岡駅前近くのマリカ広場で開かれたフリーマーケットには家族連れや若者がちらほら。仕事前に立ち寄ったという鶴岡市余慶町、自営業滝山幸太郎さん(38)は「きょうからの連休も仕事。コロナ禍で売り上げが伸びないので、人件費を抑えるため自分が店に立つことが増えた」と話す。外出が制限される中、「せめて家の中を楽しい空間にしたい」と、DIY(日曜大工)を始めたといい、「制限は仕方ないが、できる緩和策を見つけながら、少しずつ元に戻っていけたら」と期待した。

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