林家舞楽、厳かに 河北・谷地八幡宮で奉納

2021/9/18 20:09
千年以上の歴史を持つ「林家舞楽」の演目「陵王」=河北町・谷地八幡宮

 河北町の谷地八幡宮(林保彦宮司)の神職を務める林家が18日、同八幡宮の例大祭で門外不出として伝承している国指定重要無形民俗文化財「林家舞楽」を奉納した。面をかぶった林宮司らが、千年以上の歴史を持つ舞を拝殿で披露した。

 雨天のため室内での奉奏になった。拝殿内は厳かな雰囲気に包まれ、赤く高い鼻の面をかぶることから「てんぐ舞」と呼ばれる「散手(さんじゅ)」や、子どものかわいらしい動きが特徴的な「還城楽(げんじょうらく)」など、7演目の奉納があった。古代中国の王が戦勝を喜ぶ姿を表わした「陵王(りょうおう)」では、林宮司が紅花染めの衣装に身を包み躍動感たっぷりに演じた。茨城県笠間市から訪れた大学講師今井悠人さん(35)は「色鮮やかな装束を含め、荘厳でとても興味深かった」と話していた。

 林家舞楽は860(貞観2)年、林家の祖で四天王寺(大阪市)の楽人・林越前守政照(はやしえちぜんのかみまさてる)から伝わったとされ、シルクロードを通じて日本に伝来した当初の舞楽様式が色濃く残されているという。19日は境内に石舞台を設置して舞楽の奉奏を行う。時間は午後2時から。

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