山形牛や白桃、香港で好調 県機構が恒例の山形フェア

2021/9/18 13:27
開催期間を例年より延ばして白桃や山形牛など県産品を大々的にPRし、コロナ禍でも売り上げが好調だった山形フェア=香港(県国際経済振興機構提供)

 県産品を海外でPRするため、県国際経済振興機構は8月26日~9月1日、香港の高級スーパーで恒例の山形フェアを開いた。期間は例年4日間だが毎年好評なため、今年は7日間に拡大。山形牛や白桃の販売が好調だったことに加え、新たな出品者や加工品のアイテム数も増えたことで、新型コロナウイルス禍でも売り上げは伸びた。

 香港でのフェアは2007年から毎年開き、今年も高級スーパー「シティ・スーパー」4店で展開。▽県食肉公社▽野川ファーム▽おかざき農園▽酒田米菓▽鬼嶋庄一郎商店▽たかはたファーム▽三和缶詰▽蔵王ファクトリー▽宇佐美煎餅店▽日本製乳▽乃し梅本舗佐藤屋▽米沢食肉公社▽全農ライフサポート山形―の13社が出品した。

 香港はコロナ感染が落ち着き経済は回復基調で、消費動向は以前とほぼ変わらず、客の入りも好調だった。その中でメイン商材の山形牛や白桃は試食やギフトボックスでも売り込み、「ミルクケーキ」「乃し梅」「からからせんべい」「ジャーキー」「山形代表」も新たにラインアップ。山形牛を使うパンも販売した。

 山形牛はフェアで例年以上に売れたほか巣ごもり需要も加わり、本年度はここまでの販売量が前年度比5トン増、売り上げは約2千万円増となった。桃は心配された霜やひょうによるダメージが少なく、中国の中秋節(旧暦8月15日)向けに大玉のニーズが高かった。今年はフェアも合わせ計約7トンを輸出する計画だ。

 入国後の隔離期間があるため渡航が難しく、今回は現地販売員に県産品の栽培方法、食べ方、ストーリーを周知できなかった。漆原意(もと)チーム長兼県産品輸出チーフコーディネーターは「産地間競争が激化し、選んでもらうには販売現場と価値観を共有して効果的に売り込む必要がある」と指摘。コロナ後は早期に現地に渡り、対応に当たるという。

 県産食品は「高品質でおいしい」という評価が定着し、そのアドバンテージがあることから、今後はドライ加工品の新規提案や発掘が課題という。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]