山形市、にぎわい創出へ社会実験中 中心部の車道を広場に

2021/9/17 10:12
車道の一部にテーブルやいすなどを並べ、広場化する社会実験「やまがたリビング」=山形市七日町1丁目

 山形市は、中心市街地の道路などを活用し広場空間を創出する社会実験「やまがたリビング」を展開している。16日からは七日町大通りの一部区間を規制し、テーブルやベンチなどを並べる取り組みを開始した。人の流れや滞在時間などについて調査し、将来的なにぎわいづくりにつなげるための検討材料とする。

 市は昨年3月、各自治体の中心部で歩行空間や滞在環境の整備に取り組む国の「ウォーカブル推進都市」に応募し、対象となった。にぎわい創出に道路を活用できないかとの観点から、本年度は七日町大通りとすずらん通りで8月以降、車道を広場化するなどの社会実験に取り組んでいる。

 七日町大通りでは16~19日に、旧大沼山形本店付近から八文字屋前交差点までの約150メートル区間で国道112号の左車線を終日規制し、テーブルやいすなどを並べる。中心市街地を訪れた買い物客らが一休みするなど、自由に利用してもらう。人工芝の上でくつろぐこともできるほか、自転車利用者のためのサイクルラックが設けられている。

 すずらん通りでも17日に、停車帯と歩道の一部をテラス化する「パーキングデー」を行う。市は各箇所で人流や滞在時間、車の通行への影響などを調べるとともに、来訪者や周辺商店街に対するアンケート調査を実施。来年度以降も継続的に「居心地が良く歩きたくなるまちなかづくり」に向けた検討を進める。

 市中心部では高層マンション建設や道路の拡幅などによって、今後は人や車の流れに変化が生じることも予想される。市まちづくり政策課は「道路はこれまで車中心の使われ方だったが、歩行者が歩きやすく、滞在しやすい環境づくりにも活用できる可能性がある。山形市に合った道路の使い方を模索するきっかけにしたい」としている。

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