山形のそば、南極での力に 山形市内の店、観測隊に乾麺を寄付

2021/9/15 09:42
「続おそばに」からエールを込めて贈られた乾麺を手にする調理担当隊員=今年8月(国立極地研究所提供)

 山形市のJR山形駅前に店を構える「続おそばに」(熊谷晃一代表)が、第63次南極地域観測隊にオリジナル乾麺を寄付した。「山形のおいしいそばを食べて頑張ってほしい」と、極地で働く隊員にエールを送っている。

 熊谷代表は、得意客の加々島慎一山形大准教授が隊員として派遣されることを知り、観測隊を応援しようと企画した。乾麺は2種計160食分で既に送付され、11月に出港する南極観測船「しらせ」に積み込まれる。

 熊谷代表は2015年、亡くなった知人からそば店「おそばに」の経営を引き継いだ。店舗営業に加え、関西圏のデパート催事での出店などで、山形そばのファンを増やしている。寄贈は社会貢献活動の一環として実施した。

 オリジナル乾麺は昨春に販売開始した大石田町の「来迎寺在来」と、その半年後から売り出した「最上早生(わせ)」の2種類。土産品として開発し、老舗デパートのオンラインショップなどに販路を確保し、リピーターが付いている。1袋(200グラム入り)900円で販売している。

 熊谷代表は「しらせ」が氷を割りながら進む姿に、新型コロナウイルスの流行という困難を切り開いてほしいとの願いを重ねている。「南極は苛酷(かこく)な環境。おいしい山形のそばを食べて日本を感じ、ほっとしてほしい」と話していた。

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