「ワクチン、市町村偏り」 酒田市長が適正供給、県に要求

2021/8/27 12:12
米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン

 丸山至酒田市長は26日、10月上旬までに同市に供給される新型コロナウイルスワクチンについて、12歳以上の市民への接種に必要な量の7割にも満たないとの見通しを示した。県内では市町村により供給量に大きな偏りが生じているとし、「実情に応じた適正な割り当てを、県に強く要求していく」と訴えた。

 市役所で開いた定例記者会見で説明した。市は7、8月に計80箱のワクチン配分を求めたが、実際の供給は27箱だった。9月から10月上旬にかけては13箱が供給される予定で累計供給量は104箱(約12万回分)となるが、対象の約8万9500人が2回接種するために必要な量の66.6%にとどまる。

 市は8月以降に週4回、1日最大2250回の接種が可能な集団接種体制を構築したが、ワクチン不足のためこれまでに3万5300回分の日程が中止となった。医療機関での個別接種も、高齢者と基礎疾患がある人に対象を絞るなどの対応を求めている。11月中に市民の8割が接種を終えるためには、ワクチンが不足する市町村に配分される「調整枠」で、22箱の供給が必要となるという。

 市によると、人口規模が近い鶴岡、米沢両市でも同様の状況である一方、ワクチン供給量が来月上旬までに対象者の8割超に接種できる量に達する見込みの自治体も県内にはあるという。丸山市長は「市民に安心を与えるためにも、なるべく早く接種を進めることが大切だ」と強調した。

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