高齢者感染3.4%に減、ワクチン効果か 県内直近1カ月、重症化事例なし

2021/8/3 09:19

 県内で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、直近1カ月の新規感染者のうち65歳以上の高齢者は3.4%にとどまり、重症化した事例もないことが2日、県への取材で分かった。県内の流行第3波、第4波をまたぐ3~6月までの4カ月間では22.8%だった。高齢者への接種が進んだワクチンの効果とみられる。

 県によると、7月1日から8月2日までに公表した新規感染者は148人。年齢別では65歳以上は70代3人、80代と90歳以上で各1人の計5人で全体の3.4%。5人のワクチン接種状況は、2回目を打った後に2週間以上経過した人が3人、1回目のみが2人だった。2回接種を完了した人で感染・発症した事例が3件あったものの、いずれも重症化はしていない。

 年齢別で最も割合が高いのは40代の34人(23%)。次いで20代33人(22.3%)、10代24人(16.2%)、50代21人(14.2%)と続き、働き盛りや活動が活発な若年層で感染が目立つ。

 一方、3月1日~6月30日の新規感染者は1480人で、このうち65歳以上の高齢者は338人で全体の22.8%を占めた。本県は全国トップの水準で接種が進んでおり、約36万人が対象の高齢者接種は7月以降、2回完了した人が増えた。阿彦忠之県医療統括監は「ワクチンの進捗(しんちょく)が大きく影響している。接種を完了した高齢者は感染しても重症化していない」と指摘する。

 さらにワクチン接種が完了していない現役世代で感染が目立ってきたことを挙げ、「自治体などの接種の機会を捉え、可能な限り早めに接種を検討してほしい」と強調。「感染力が強い変異株『アルファ株』『デルタ株』は2回接種しないと効果が不十分との指摘もある。2回接種を徹底してもらいたい」と話している。

 全国的に新型コロナの感染が猛威を振るう中、再三の自粛疲れで感染防止対策が緩むことも不安視される。県は▽マスクを外しての会話・会食の回避▽ワクチン接種を完了後もマスク着用の徹底―を改めて求めている。

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