山形っ子、体格に恵まれる 文科省20年度学校保健統計

2021/8/1 10:36

 幼稚園児から高校生まで(5~17歳)を対象に文部科学省が行った2020年度の学校保健統計調査で、県のまとめによると本県では、身長と体重が女子の全年齢、男子もほとんどの年齢で全国平均を上回った。全国でも本県の子どもが体格的におおむね恵まれていることを示した形だが、肥満傾向の子どもの出現率も男女ともに多くの学年で全国平均を超えた。

 身長は小3女子(129.7センチ)、体重は男子が中2(53.0キロ)と中3(57.1キロ)、女子が小2(25.0キロ)で、それぞれ全国1位となった。全国平均との差は小さいものの、身長は男女延べ7学年、体重は10学年で全国3位以内に入っている。小2男子は身長が123.2センチで全国平均(123.5センチ)をわずかに下回り、体重24.9キロは全国平均と同値だった。

 身長別標準体重などから算出した肥満度が20%以上の肥満傾向児の出現率は、男子の幼稚園児、小2、小4と、女子の小1、小4、高2を除いて全国平均を上回った。高3女子が12.21%は全国1位、男子の小6(20.63%)と中3(14.15%)はともに2位で、ほかに男子の中1と中2、小3女子を合わせて、県内では過去10年で最高値を記録した。

 調査は例年、4~6月に実施する健康診断結果を基に集計している。だが20年度は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う一斉休校で健診時期が遅れた学校が多く調査期間を年度末まで延長した。このため過去の数値と単純比較はできないとしている。

 また、健診結果は一部を抽出して集計しており、県スポーツ保健課の担当者は「年度によってばらつきがある。同じ子どもを追っているわけではない」と指摘する。その上で「傾向としては注視する必要がある」とし、「生活習慣を整え、健康な体づくりに向け、課題意識を持って取り組みたい」と述べた。

 このほか、全国では過去最多となった裸眼視力「1.0未満」の小中学生の割合は全国平均を下回ったものの、増加傾向にある。鼻・副鼻腔(ふくびくう)疾患の割合は幼稚園と小中高校全てで全国平均を超えた。虫歯がある人の割合は、小学校を除いて全国平均を下回った。

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