酒田光陵高生、飛島で電気工事ボランティア

2021/7/29 20:01
電気工事のボランティア活動を行う酒田光陵高電気科の生徒ら=酒田市飛島

 酒田光陵高(藤田雅彦校長)電気電子科の3年生有志が地元・酒田市の飛島を訪れ、一般住宅や旅館、民宿で電気工事ボランティアに取り組んだ。壊れてつかなくなった天井照明を発光ダイオード(LED)に交換したり、壁のコンセントを修理したりと、学んできた技術や知識を生かして対応。島民たちは困り事の解決を喜び、「明るくなった」「これで安心」と感謝した。

 電気工事ボランティアは6月19日と今月26日に計8人の生徒が行った。島では修理業者を呼ぶのも一苦労で費用がかさむ上、異常のある電気設備を使い続けると火災などにつながる危険性もあることから、同科の斎藤映理子教諭(35)が高校の先輩で、島内で旅館を営む「合同会社とびしま」の渡部陽子さん(36)に力になれることはないかと打診。初めて実現した。島内の全世帯から希望を募り、住宅や旅館、民宿の7カ所で実施した。

 古い民家ではプラグを交換しなければLEDライトが使えない所もあり、生徒らは脚立に上り、工具を使って配線や器具の交換、取り付けを行った。第2種電気工事士の資格を持つ生徒も多く、仕上がりはプロ顔負けだ。

 26日は川俣翔汰さん(17)、石川琉夏(るか)さん(18)、石川颯人(はやと)さん(17)、小野寺陵真さん(17)が参加。当初は1泊2日の日程で行う予定だったが、台風の接近を考慮し、急きょ日帰りとして取り組んだ。滞在時間は5時間程度となり、猛暑の中、4人は斎藤教諭らと次々と作業を進めた。

 活動を終えると、島民から「もっけだの(ありがとう)」と、感謝の言葉を掛けられた。台所の蛍光灯がつかなくなっていた西村静子さん(79)は「1人暮らしで業者を呼ぶのも大変。暑い中、一生懸命工事をしてくれて、とても助かった」と笑顔。小野寺さんは「自分たちが勉強してきたことで、島の人の力になれてうれしい。大変だったけど、卒業後、仕事をする上でも役に立つ活動だった」と汗を拭っていた。

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