中村(鶴岡工高出)自若の大金星 女子個人3回戦へ 

2021/7/29 12:15
〈女子個人2回戦〉的を狙う中村美樹(ハードオフ・鶴岡工高出)=夢の島公園アーチェリー場

 男女の個人に日本勢が登場し、女子の中村美樹(ハードオフ・鶴岡工高出)は2回戦で団体金メダルの韓国の張●喜(チャン・ミンヒ)を6―2で破った。早川漣(デンソーソリューション)も3回戦へ進み、山内梓(近大職)は2回戦でベラルーシ選手に0―6で屈した。

 男子団体で日本初の表彰台となる銅メダルを獲得した古川高晴(近大職)は、メキシコとオランダの選手を下して3回戦へ。メダルに大貢献した武藤弘樹(トヨタ自動車)は1回戦でイスラエル選手に3―7で、河田悠希(エディオン)はベルギー選手に2―6で負けて敗退した。

 女子個人は30日、男子個人は31日に3回戦から決勝までを実施する。

強敵・韓国勢下す 無理せずマイペース、際立つ安定感

 会心の勝利だ。アーチェリー女子個人2回戦で、中村美樹(ハードオフ・鶴岡工高出)がランキングラウンド2位の張●喜(韓国)を6―2で下し、3回戦への進出を決めた。強敵・韓国勢の一角を崩す大金星を挙げ、「手が震えるぐらい緊張した」。五輪舞台ではもどかしい展開が続いただけに、「やっと自分のペースで撃つことができた」と自然と笑みがこぼれた。

 目まぐるしく変わる気まぐれな風が吹く中、この日は1回戦から安定感が際立った。1セット(3射)の合計点を競い合う個人戦。無理に10点を当てにいくのではなく、「しっかりと9点に収めることを心掛けた」という。狙いを定め落ち着いて矢を放つ一方、制限時間がある中でも風の流れに反応して構えを解き、仕切り直す勇気もあった。

 ヤマ場の2回戦は競り合いつつも、ばらけ気味の韓国選手に対し、要所で10点を射抜く勝負強さも見せた。深呼吸しながら気持ちを落ち着かせ、僅差でセットを取っていった。しびれる展開を制し「これまで強引に撃つこともあったが、自分を信じてしっかりした試合運びができた」と納得顔だ。

 男子メンバーが団体の銅メダルを獲得する瞬間を間近で目にした。シュートオフで10点を射抜いた気迫に熱くなった。セレモニーで首にメダルを下げ、花束を受け取る姿に感動した。「私も頑張らなきゃ」。仲間の雄姿は奮い立つ原動力だ。

 初めて韓国勢から白星を挙げ、自信もみなぎる。「落ち着いた気持ちを忘れずにこれからの試合に臨みたい」。泰然自若とした姿が、快進撃を予感させる。

※●は「王ヘンに民」

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