31市町村で80%超え、65歳以上の2回目接種率 新型コロナワクチン

2021/7/29 08:05
山形市で行った大規模集団接種。7月末には9割の市町村で、高齢者の2回目接種の割合が80%を超えることが分かった=山形市・山形国際交流プラザ

 65歳以上を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種について、県内35市町村中、約9割の31市町村で今月末までに2回目接種率が80%を超える見込みであることが28日、山形新聞の調査で分かった。21日時点では約6割の市町が80%に達していなかったが、集団接種などが計画通り進み、短期間で接種率を大きく伸ばした。1回目接種はすべての市町村で80%以上を達成するとしており、高齢者への接種は順調に進んだとみられる。

今月末見込み、各自治体で工夫こらす

 今月末見込みでの2回目接種率が最も高いのは飯豊町の約97%。概数含め、東根、尾花沢、河北、朝日など13市町村で90%台に達するとしている。

 接種がスムーズに進んだ要因として、住民の意識の高さに加え、ワクチンが必要数確保できたことと、医師会や各医療機関の協力を挙げる。「個人クリニックで、どんどん引き受けてもらったことが奏功した」と山辺町の担当者。93.2%が終了する見込みの朝日町の担当者も「町医師会、町内医療機関から個別、集団接種とも協力してもらえた」と振り返る。

 接種対象の高齢者が約7万5950人と県内最多の山形市は個別接種を基本としつつ、6月からは山形国際交流プラザで大規模集団接種を実施。約3万人分の接種能力を確保し、幅広く機会を用意した。国からのワクチン供給不足により一時は新規予約受け付け停止を余儀なくされたが、国の「ワクチン接種記録システム(VRS)」への入力を迅速化するなど、ワクチン確保にも尽力した。

 早期に接種を始めたことで成果を上げたケースも。尾花沢市はゴールデンウイーク中も接種を進め「6月中に90%まで接種できた」と振り返る。寒河江市は「市医師会の協力を得て4月下旬の早い時期から集団接種を実施できた」とする。

 自治体側が接種日を割り振る方式もうまく機能した。村山市の担当者は「接種日時を指定して個人に通知し、キャンセルや日程変更時のみ連絡をもらう方式を採用したのが順調に進んだ要因の一つ」と指摘。大石田町も「接種日を地区ごとに設定したので、高齢者の混乱を防げた」と分析する。

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