県、SDGs推進本部設置 理念浸透へ全庁一丸

2021/7/28 09:39
全庁的な施策展開を目的に、県SDGs推進本部を設置した=県庁

 SDGs(持続可能な開発目標)を県民運動として強力に推進しようと、県は27日、県SDGs推進本部を設置した。吉村美栄子知事を本部長に各部局長らで構成し、各種施策を部局横断的に展開し、理念や行動を県全域に浸透させる。

 SDGsは▽貧困をなくそう▽質の高い教育をみんなに▽人や国の不平等をなくそう―など17のゴールを設定している。第4次県総合発展計画は「県民一人ひとりの希望を実現して、真の豊かさ、生きがい・幸せを実感でき、持続的に発展する」県づくりを目指すとしており、両者の理念は一致する。やまがた森林(モリ)ノミクスや再生可能エネルギーの導入・促進など県施策も方向性は同じで、司令塔となる推進本部の設置を決めた。

 推進本部を軸に、県は全庁一丸の体制で理念の普及、理解の促進を図り、達成に向けた取り組みを推進する。県と山形大、山形新聞社が昨年8月に発した共同宣言と、これに基づくプラットフォーム「やまがたSDGs推進ネットワーク」や県民、企業、市町村などとの連動性を高めていく。

 県庁でこの日、第1回会合を開き、推進本部設置とともに、庁内の情報共有と連携の緊密化、対外発信力の強化の方針を決定。本年度の県施策に関し、SDGsをより意識した工程管理などを改めて確認した。また、県庁発バーチャル・ユーチューバー「ジョージ・ヤマガタ氏」によるオンラインセミナーの実施状況と、持続可能な地域づくりに向けた出演者の提言内容も報告した。

 会議に先立ち、吉村知事は、県民の間に「草木塔」に代表される自然と人間生活との調和を大切にした精神が息づき、本県は学校給食、国民健康保険の発祥地だとした上で、SDGsをこれまでも実践してきた地域性を持つと説明。「総合発展計画に掲げた各種施策展開を通して、SDGsの実現に貢献したい」と述べた。

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