遠渡隊長「大変光栄な思い」 三川出身、空自「ブルーインパルス」で東京の空に五輪描く

2021/7/24 09:02
遠渡祐樹2等空佐

 三川町出身の遠渡(えんと)祐樹2等空佐(42)が率いる航空自衛隊のアクロバット飛行部隊「ブルーインパルス」が23日、東京五輪開会式前の東京都心上空で、色とりどりの五輪マークを描く展示飛行に挑んだ。遠渡隊長は山形新聞の取材に応じ、「大変光栄な思い。(本県関係の出場選手には)最高のパフォーマンスを祈念する」とコメントした。

 ブルーインパルス(第4航空団第11飛行隊)は普段ベースとしている宮城県の松島基地から、展示飛行に備え埼玉県の入間基地に展開中。遠渡隊長の1番機を含む6機のT4が同日午後0時20分ごろに同基地を離陸し、同50分ごろ、開会式会場の国立競技場付近の上空に5色のスモークで青、黄、黒、緑、赤の線を引く編隊飛行を披露した。あいにくの気象条件でマークは雲と重なりはっきりせず、青空にくっきりと描いた1964年開会式の再現とはならなかったが、無事に展示飛行の任務を達成した。

 同部隊は昨年3月の聖火到着式でも、通常の白ではないスモークを使って飛行した。「今回もカラースモークの使用がいつもと異なり、発色の確認や各色のスペア機の準備など通常展示飛行とは違う、さまざまな準備が必要だった」と遠渡隊長。3年とされる隊長任期の最終年に国際的な大舞台で飛行し「任期中、大変貴重な経験をさせていただいた」と述べた。

 「復興五輪」は、東日本大震災で基地が津波の浸水被害に遭った部隊にとっても特別な思い入れがある。遠渡隊長は東北絆まつり山形最終日の5月23日、本県上空で展示飛行。古里への思いも強い。県内のブルーインパルスファンには「いつもたくさんの応援がありがたい。展示飛行を通じわれわれの活動に理解が深まればうれしい」とし、本県関係の出場選手には「精いっぱいのエールを上空から送らせてもらった。最高のパフォーマンスができるよう願っている」と活躍を期待した。

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