お中元商戦が最盛期、県産品人気 巣ごもり、逸品取り寄せも

2021/7/22 11:57
県内各店でお中元商戦が最盛期を迎えた。県産品や少し豪華な商品が人気だ=山形市・エムアイプラザ三越山形店

 県内各店でお中元商戦が最盛期を迎えた。新型コロナウイルス禍で来県を控える人向けに県産品の引き合いが強く、自宅で過ごす人はEC(電子商取引)サイトで全国の逸品を取り寄せている。3千円台が売れ筋で、例年より単価が上がっている店も。各店とも感染対策を万全にし、ヤマ場に入った商戦に臨んでいる。

 県観光物産会館「ぐっと山形」(山形市)は昨年に続きお中元コーナーを開設し、館内約4千品目の中から120品目ほどをピックアップして紹介。昨年1月に百貨店「大沼」(同)が破産し、昨年は同館で県産品を買い求める人が増えたため、今年は品ぞろえを倍増させ、売り上げも前年の2倍に達している。精肉やゼリー、酒類がよく出ており、商品をお好みで詰め合わせるセットも喜ばれている。開設は8月15日まで。

 清川屋(鶴岡市)は県内9店とECサイトで中元商品計約300品目を扱う。メロンやだだちゃ豆は毎年人気。特に「だだちゃ豆は清川屋から贈る」とこだわる人が多く、今年は地酒とのセット商品を増やした。テレビ番組で女優の北川景子さんが絶賛したスイーツ「ほわいとぱりろーる」は1週間で1万本を売る人気商品に成長。手軽に食べられる総菜ギフトの人気も高まり、「『贈り先に家事の負担を減らし快適に過ごしてほしい』という心遣いの表れ」と担当者。県外の友人や家族にメッセージカードを添える人が増えた。

 創業地と物流拠点が山形市のカタログギフト最大手リンベル(東京)はECサイトとカタログでそれぞれ約300点ずつを扱う。特にオリジナルブランド「山形の極み」シリーズの人気が高い。生産者応援の意味も込め自宅用に取り寄せる人が増え、ご当地グルメ、全国のお薦めグルメを多くそろえた。定番のジュースセットのほか飲み物、ゼリー、フルーツ、そうめんなど夏にぴったりの商品が人気だ。動き出しは年々早まり、今年は6月下旬から注文が増え始めた。発送ピークは7月下旬~8月上旬。

 エムアイプラザ三越山形店(山形市)はビールや乾麺など定番のほか、県外に気軽に出掛けられない中で仙台圏の名産品が売れている。受注件数は前年並みだが、外出を控えた分の予算を割く人が多いためか平均単価が上がり、売り上げは前年の1.5倍だ。鈴木孝浩支配人は「スーパーにはない希少性の高い限定品が人気。例年より1ランク上の商品を贈る人もいる」。コーナーは8月3日まで。

 イオン東北(秋田市)は県内の系列31店で扱う。約2100品目を用意しECサイトでの購入、全国配送もできる。「サクランボ」「冷たい肉そば」が好調。定番のハムギフトは塊より手間をかけずに食べられるスライス品が人気だ。自宅で全国の名産品が楽しめるギフトや、生鮮ギフトのほか、初めて北海道銘菓「白い恋人」も用意した。

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