県内のRSウイルス、過去10年で最多 県衛生研、手洗い徹底呼び掛け

2021/7/22 09:55

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 乳幼児を中心に流行し、肺炎など重症化する恐れがあるRSウイルス感染症に関し、県衛生研究所(山形市)は21日、直近1週間の第28週(7月12~18日)の1医療機関当たりの患者報告数が過去10年間で最多になったと発表した。春先から拡大傾向が続いており、研究所は手洗いなど予防策の徹底を呼び掛けている。

 県内29カ所の小児科定点医療機関の報告をまとめた感染症発生動向調査によると、第28週の1医療機関当たりの患者報告数は8.76人。これまで最多だった2017年の第35週(8月28日~9月3日)の8.43人を上回り、さらなる感染拡大も懸念される事態となっている。

 第28週は定点医療機関の集計で254人の患者が報告されており、このうち最多は2歳児の70人で、次いで1歳児の61人、3歳児の38人。地域別(1医療機関当たり)は置賜が18.67人と突出し、庄内8.29人、村山(山形市を除く)6.86人、山形市5.83人、最上0.33人。第27週の全国平均は5.04人で増加傾向にある。第28週の全国平均は集計中。

 RSウイルスは2歳以下の乳幼児が主に感染する呼吸器感染症。飛沫(ひまつ)や接触で感染し、約4~6日間の潜伏期間を経て発熱や鼻汁、せきなどの症状が数日続く。多くは軽症で済むが、まれに肺炎を併発して症状が重くなる場合もある。インフルエンザなどのような国の警報基準はない。

 同研究所は「2歳児までが中心の感染症のため、マスク着用の徹底はなかなか難しいが、既に症状が出ている子どもは登園を控えるなど対応を徹底してほしい」とし、「子どもが共用するドアノブやおもちゃなどは消毒を徹底するようお願いしたい」と呼び掛けている。

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