山形クベーラ(男子)が頂点 全日本バスケ県代表決定R、女子は山形銀

2021/7/13 13:17

 バスケットボールの第97回天皇杯・第88回皇后杯全日本選手権の本県代表を決める都道府県ラウンド(県バスケットボール協会など主催、山形新聞社共催)は最終日の11日、山形市の県体育館で男女の決勝を行い、男子は山形クベーラ、女子は山形銀行がそれぞれ頂点に立った。

 男子のクベーラは序盤こそ山形ベスラベナの外角シュートに苦しんだが、高さと豊富な運動量で徐々に引き離し、100―80で勝った。女子の山銀は攻守に山形大を圧倒し、113―43で制した。

 優勝チームは各都道府県代表が出場する選手権1次ラウンド(山形新聞社など共催)に進む。都道府県ラウンドは第76回国体の選手選考会などを兼ねて行った。

〈山形クベーラ―山形ベスラベナ〉第1Q、クベーラのシェイク・ケイタ(中央)がシュートを決め、18―14とする=山形市・県体育館

【ヒーロー】高く、速く、ケイタ圧倒

 山形クベーラの新戦力が躍動した。今季新加入した身長2メートル8センチのシェイク・ケイタだ。決勝の山形ベスラベナ戦ではリバウンドをつかみ取ると、そのままダンクシュートを決めるなど高さで圧倒。優勝を決め、渋谷豪監督は「ケイタの武器は高さと足の速さ。今日はそれを生かせていた」と活躍をたたえた。

 クベーラは選手層の厚さを生かし、チームを二つに分けて、入れ替えながら体力を温存する作戦をとった。序盤はベスラベナに詰め寄られることもあったが、ケイタがコートに入るとチームが勢いづいた。高さを生かしたプレーで得点を量産。リバウンドでも強さを見せ、ゴール下を支配した。

 ケイタはマリ出身。バスケの強豪、北陸高(福井市)から日大を経て、社会人になってもバスケがしたいと声の掛かった山形に活路を求めた。「今日は少し力が出せた。連係がまだまだなので、もっと練習する」と流ちょうな日本語で試合を振り返った。

 チームはケイタにとどまらず、Bリーグ2部東地区パスラボ山形ワイヴァンズに所属していた宮坂侑や伊沢実孝など役者ぞろい。主将の畑伸秀は「東北地域リーグでも上を狙えるチーム。1次ラウンドでも一戦必勝で戦う」と意気込んだ。

〈山形銀行―山形大〉第2Q、山銀の佐藤美羽がゴール下に切り込んでシュートを決め、31―15とする

群抜く強さ、隙与えず―山形銀

 ○…強さは群を抜いていた。女子決勝で山形銀行は山形大に付け入る隙を与えない圧勝劇を演じた。豊富な運動量でゲームを支配し「集中していい内容だった」。今季から指揮を執る木林稚栄監督は納得顔で選手の奮闘をねぎらった。

 準決勝の山形中央高戦はばたついた感があったが、決勝はしっかり修正。スピード感のある展開力で相手の守備網を崩し着実に得点を重ねた。「シュートの確実性を高めるためチャンスのつくり方は練習通りできていた」。指揮官の手応えも十分のようだ。

 全日本選手権はWリーグのチームも参戦しハイレベルな争いとなるが「個々の能力はWリーグのチームに劣らないと思っている」と強調。「レベルが上がる中でも今回のような試合運びができるよう、プレー精度を高めていく」と話した。

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