暮らしを守る役割、実感 最上川200キロを歩く第10週

2021/7/10 21:01
最上川さみだれ大堰に使われているゴム堰の実物大模型を見学

 山形新聞創刊145周年を記念した山形新聞、山形放送の8大事業の一つ「最上川200キロを歩く小学生探検リレー」は第10週の10日、鶴岡市三瀬地区自治会の呼び掛けで同市豊浦小の5、6年生18人が庄内町の立谷沢川合流点から庄内橋までの区間を担当した。あいにくの雨となったが、子どもたちは川や堤防を管理する施設などでの体験を通して、暮らしを守る役割を実感した。

 同校で出発式を行い、国土交通省酒田河川国道事務所の高野明所長が「大きく自然豊かな最上川の役割や環境に触れ、いろんな体験をしてほしい」とあいさつ。三瀬地区自治会の加藤勝会長は「最上川を人間がどう利用し管理しているか、自分の目で見て大いに学んで」、宮崎吉成校長は「森や海とつながり、私たちの暮らしを支えているのが川。五感を使ってたくさん考えてきてほしい」と激励した。

 児童を代表し、いずれも6年の小笠原智種(ともえ)君(12)と佐藤蒼志(そうし)君(12)がバトン代わりに計11週にわたって引き継ぐ「ビッグフラッグ」を掲げ、松本晏慈(あんじ)君(12)が「しっかり歩ききって次の学校につなぎたい」と決意を述べた。

 子どもたちは最上川さみだれ大堰(おおぜき)や樋門を見学し、洪水から街を守る施設の大切さや田畑を潤す川の恵みを学んだ。雨で濁った川にも魚やカニなど小さな命を見つけ、草刈り機の操縦体験では環境を保っている人たちの存在に感謝した。子どもたちの活気に最後は雨も上がり、晴れやかな笑顔で最終週にバトンをつないだ。

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