スイカ栽培も視野、自走ドローン活用探る ジパング(天童)、尾花沢で実演

2021/7/7 12:44
行政や企業の関係者が新たな農業用無人車の性能を確認した=尾花沢市

 小型無人機ドローン関連の事業を手掛ける企業組合ジパング(天童市、森谷智之代表理事)は6日、農業従事者の負担軽減やスマート農業の普及を目的に、自動走行型の新たな機種による実演会を尾花沢市のオプテックス工業で開いた。農薬の空中散布などで活用が進むドローンだが、新機種は地上を走り田畑や果樹畑で利用できる。オプテックス工業や県、尾花沢市の関係者が参加し利活用の可能性を探った。

 新機種は農業用無人車として開発され、県内ではジパングのみが6月から取り扱っているという。機体は幅、高さともに1メートル超の大きさで重量は約200キロ。農薬などを散布するためのタンク(容量約100リットル)を搭載している。販売価格は250万~280万円。

 リモコンで操作し、手元のスマートフォンと連動させて稼働エリアなどを確認できる。県によると、県内では水稲分野でドローンの活用が徐々に増えてきているが、それ以外では導入事例が少ないという。

 FA機器・電子応用機器製造のオプテックス工業はかねてジパングと連携し、山岳救助用の機体開発に取り組むなどしている。同社敷地内で新機種を試運転させ、性能を確認した本間忠雄社長は「尾花沢の特産品であるスイカの栽培に活用できるのではないか。関係者と力を合わせて導入を考えていきたい」と話した。

 ジパングは2019年に設立され、寒河江市の社会福祉法人と連携した農業プロジェクトなども手掛けている。森谷代表理事は「新型コロナウイルス下では密を避けることが求められている。そのためにドローンを使う手法も提案していきたい」と話した。

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