山形市の医療機関、ワクチン72回分廃棄 新型コロナワクチン

2021/7/1 08:08
米製薬大手ファイザー製の新型コロナワクチン・ゲッティ=共同(資料写真)

 山形市は30日、市内の医療機関が新型コロナウイルスワクチン72回分を廃棄したと発表した。保管していた冷蔵庫内の温度が、国がマニュアルで示す8度を超えたため、ワクチンが使用できなくなったという。

 市によると、ワクチンは米ファイザー製で、市内の高齢者施設の入所者と従事者に対し6月25日に使用する予定だった。接種を担う医療機関が24日午後3時10分ごろに施設へワクチンを運び、施設の冷蔵庫に保管した。この際の温度は4.9度だった。25日午前8時20分ごろに施設職員が冷蔵庫内の温度計を確認したところ、14.1度まで上昇していたという。

 同社製のワクチンは冷蔵庫では2~8度で保管することとされ、8度を超えると2時間以内に希釈する必要がある。冷蔵庫が置かれた施設の医務室は施錠されていたほか、故障なども確認されておらず、現時点で原因は不明としている。

 廃棄事例の発生を受け、市は29日に接種を担う約150の医療機関に対し、適切な温度管理などに注意するよう通知した。今回のように医師が高齢者施設を訪れる「巡回接種」では、当日まで医療機関で保管することを従来求めており、この徹底も改めて要請した。

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