新庄東高生のプランきっかけ、店舗オープンへ 市内の会社が協力、プリン販売

2021/6/30 11:22
「新庄kuraぷりん」のオープンを控え、瓶詰めしたオリジナルプリンを囲み笑顔を見せる新庄東高生3人=新庄市大町

 新庄市大町に来月4日、プリン専門店がオープンする。新庄東高生3人が提案した地域課題解決プランをきっかけに地元の映像制作会社が商品開発を、建設会社が蔵のリフォームを担い店舗販売にこぎ着けた。店名を冠した「新庄kura(くら)ぷりん」を主力に郷土菓子「くじら餅」にちなんだ目を引く商品も用意。販売、PR役を担当する新東生3人は地域を元気づけようと張り切っている。

 kuraぷりんは主要地方道新庄停車場線に面した場所に店を構えた。市内の総合建設業「ヤマムラ」(中村忍社長)が買い取った蔵を改修した建物で、店舗経営のため設立したNPO法人「E―be(イーベ)」が賃貸契約を結び、こだわりプリンを販売する。

 きっかけは昨年開催された県内中高生向けビジネスプランコンテストで特別賞を受けた同高2年の樋渡菜々子さん(16)、森龍河(りゅうが)さん(16)、太田陽菜(ひな)さん(16)の発表。商店街リフォーム改革「レトロ商店街・わらすこ横丁」と銘打ち、新庄の由緒ある蔵の活用やインスタ映えする商品開発などを提案した。リーダーの樋渡さんは「大人が童心に帰ることができるような商店街をイメージした」と語る。

 発想豊かな高校生の提案に力を貸したのが、映像制作会社「JPD」の菅聡(かんあきら)社長。人脈を生かして出店できる環境を整え、E―be代表に就いて地域のにぎわいづくりに一役買う。自分たちのアイデアが起業につながることに関し、太田さんは「提案はできても行動まで移すのはとっても難しい。オープンが楽しみ」と笑顔を見せた。

 kuraぷりん店主の安食香織さん(41)はJPDの社員から出店に合わせてE―beに転籍。独自に試作を重ね、濃厚な味わいが特長の「新庄kuraぷりん」(360円)を生み出すとともに「新庄らしさ」をアピールするため、くじら餅に着想を得た「新庄kujira(くじら)ぷりん」(同)を作った。安食さんは「懐かしい味を再現するため、くじら餅そのものを味わうことなく自身の記憶だけを頼りにした」と説明。牛乳や生クリーム、黒糖、みそなどに加え「コクが出る」というチーズを合わせ、「食感が楽しめるように」クルミを入れた。他にマヨネーズタイプのドレッシングなども作った。

 瓶詰めしたオリジナルプリンを口にした森さんは「どれもおいしい」と手応えを感じた様子。4日の開店を控え1日正午にプレオープンし、限定100個を販売する。4日以降の営業時間は午前10時~午後7時で木曜定休。同店0233(32)1165。

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